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年収UPのつもりが、思わぬDOWN?

転職の際に、気になるポイントである「年収」。たまに、年収アップだと思ったのにも関わらず、結局のところダウンしてしまったというケースがあります。そうならないために、次の5つのポイントに注意しましょう。

執筆者:高野 秀敏

転職の際に、気になるポイント「年収」。もちろん、お金がすべてではないものの、より楽しく生活していくためには必要な額を確保しておきたいもの。また、ライフプランに沿った資金計画も立てる必要があります。

そんな折にたまに起きてしまうのが、年収アップだと思っていたにもかかわらず、結局年収がダウンしてしまうというケース。年収については、オファーをされた総額としての金額だけではなく、次の5つのポイントに留意する必要があるのです。

転職における年収の注意ポイント

■ポイント1 交通費、福利厚生が整備されている会社かどうか
年収DOWNが発覚してからでは、時すでに遅し
年収DOWNが発覚してからでは、時すでに遅し

交通費が支給されない、社会保険に加入していないという会社がまれにあります。その場合は、自分で支払わなくてはいけません。人によっては、10万円以上の負担ということもあります。通常、こういう詳細は入社前に提示される採用通知書に記入されています。もしも書かれていない場合は確認しましょう。

■ポイント2 住宅手当のある会社かどうか
住宅を借り上げてくれる、または住宅手当が支給されるといった会社もあります。もちろん全額を負担してくれる会社は少ないですが、いくらまでならサポートしてくれるのか、あらかじめ確認しておきましょう。

最近では、住宅手当を支給しない会社のほうが多いようですが、二駅ルールのような形で、会社の近くに住んだ場合には住宅手当が支給されるケースや、総額の半分を手当てとして支給するケースもあります。毎月かなりの額になる家賃です。年間で100万円以上の開きが出る可能性もあることなので、きちんと調べておきましょう。

■ポイント3 残業手当のある会社かどうか
確かに毎月の給与額は上がったが、残業代がないので前職と比べると、年収レベルではダウンしてしまう、といった失敗をよく耳にします。

残業手当のない会社が多くなってきている一方で、時代がワーク・ライフバランスの傾向にある昨今、残業手当を支給し始めた会社もあります。残業手当の有無、また月平均でどの程度の手当てが付くのか、面接時に確認してもよいでしょう。とはいえ、この質問は面接官に少し後ろ向きに捉えられることもありますので、尋ねる際には注意が必要です。

人材紹介会社を利用している場合は、キャリアコンサルタント経由で質問してみるのもよいと思います。

続いて、退職金と給与に関するポイントを紹介。次ページへ
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