他人の評判こそ全て
現職に迷惑を掛けぬよう、引継ぎには誠意を尽くそう |
引継ぎのポイント
■業務を整理するまず、自分がやっている業務の整理です。自分にしかできない、自分しか知らない業務がある場合はそれを可能な限り文書化しておきましょう。例えば営業担当者であれば、自分の顧客についての情報を整理し、データを残してください。転職のためというよりは、仕事上のマナーとして、自分がいなくなっても業務に支障がないようにすることが必要です。
■挨拶をする
営業職だと、自分の顧客を次の担当者に引継ぐ必要があります。当然のことながら、メインのお客様には挨拶に行き、まずはお礼をし、後任担当者の紹介と自分の進退をお伝えしましょう。
■培った人脈を次へつなげる方法
次の職場が同じ業界であった場合は、前職の人脈を活かして欲しいと言われることも多々あります。その人脈とどのように向き合うか?そこでビジネスパーソンとしての進化が問われます。前職のみのお付き合いと割り切る、自分に有利に働くように動く、転職先にあっさりと顧客を引き渡すなど、いろいろなパターンがありますが、今まで良い仕事をしてきていれば、次の職場に移ってもお付き合いは継続できる場合が多いです。
引継ぎそのものは性格に行い、その上で、次の職場でもお付き合いいただける方には改めてご挨拶に行くのが好ましい方法です。
引継ぎをいい加減にしてしまうと、後任の仕事ぶりはもちろん、自分や前職の会社の信用にも関わります。確かに、辞めると決めた瞬間に、転職する人の仕事に対するモチベーションはびっくりするほど下がるものです。それが普通です。ですが、この記事を読んで頂いているあなたには、ぜひ「あの人は違うな」「最後まで立派な人だ」と思われて欲しいのです。そのためにも、しっかりと引継ぎの業務を行いましょう。
退社時に気をつけるべきポイントとは?