この状況なので、転職活動がやや長引いている傾向があります。企業に応募をしてもまったく書類審査が受からないことや、面接で内定が取れないという現象が続出してきているようです。実際に今は100社近く企業に応募して、そのなかで数社面接をして決めるという方も少なくない状況です。
そろそろ転職活動を終了したいと思っている方も多いでしょう。だいたい3ヶ月を超えてくると、息切れをしてきます。志望度が高い、低いに関わらず、まずは募集のある求人を受け内定をとってから考えるということも、転職の戦略として選択肢にあります。
では、志望動機が心の底から湧き上がってくるわけではないが、面接を受けることになった場合に、どのような話をすればよいかについて今回はまとめました。
志望動機は事前準備が肝心!
志望動機は下準備をすれば万全! |
■1:業界研究をする
他の業界から転職する場合はとくに重要です。まったく勉強してこなかった人と、その会社のホームページやライバル会社のホームページを研究し、比較して違いを発見してきた人とでは雲泥の差です。
駄目な志望動機としては、「御社の○○が良いと思いまして……」の○○の部分が、実は競合他社のほうが強みだったりするということ。業界研究を短時間でするには、インターネット検索がよいでしょう。その会社のHPによくでてくる言葉で知らない言葉については、ネットで検索して理解しておきます。加えて、時間があればアマゾンや書店で業界研究本や雑誌を買って研究するのも良い手です。また、応募する会社の社長が本を出しているときは必ず読んでおき、参考になった点を暗記またはメモしていきましょう。
■2:経営理念をチェックする
どの会社もHPに経営理念やビジョンがのっています。経営理念は、その会社にとって変わらず価値があり重要だと考えられているものを言葉にしています。会社のベースとなる思想ともいえます。経営理念を理解し覚えていくぐらいの気持ちであっても良いでしょう。実際に働くことになるかもしれない会社です。その会社がどんな理念をもっているか、それが自分に響くかどうかを考えてみることは意味があります。
ちなみに、以前、私が在籍していた会社は、「人と企業のインフラを構築する」がビジョンでした。当時の自分にはかなり突き刺さった記憶があります。もちろんビジョンにまったく興味関心のない人もいるでしょう。その場合は触れないという手もありますが、最低限知った上で面接を受けたほうが結果は違ってくるかと思います。
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