厚生労働省の研究班が「万能ワクチン」を開発!

インフルエンザが猛威! 1月29日には、東京都が注意報から警報へと切り替えるなど、全国的にインフルエンザが大流行しています。そんな折、願ってもない朗報が飛び込んできました。厚生労働省の研究班が、ついにインフルエンザの「万能ワクチン」を開発! 国立感染症研究所や化学メーカー・日油などで構成される研究班は、あらゆるタイプのインフルエンザ・ウイルスに効く可能性があるワクチンについて、動物実験で効果を確認。今後は、人間に使った場合に副作用が出ないかどうかを検証していく予定ですが、一体どんなワクチンなの?

「万能ワクチン」は、Aソ連型や鳥インフルにも効く!

通常のワクチンは、ウイルスの表面をとげのように覆うたんぱく質をもとに作ります。ただ、このとげは頻繁に変異するため、毎年のようにワクチンを作り直さなければならないという難点がありました。一方、新しい「万能ワクチン」は、表面に比べて変異しにくいウイルス内部のたんぱく質を人工合成して作ります。そのため、これまでのワクチンと違い、ウイルスが変異しても効果が持続! 現在流行しているAソ連型とA香港型に加え、新型インフルエンザへの変異が危惧されている鳥インフルエンザ・ウイルス(H5N1型)でも効果を発揮することが、動物実験で確認されました。これが実際に人間に使えるようになれば、毎年人類を悩ませているインフルエンザの脅威が、格段に小さくなりそう……。ただ、実用化までには、少なくとも数年はかかる見通し。治療薬タミフルが効かないAソ連型が跋扈する中、早期実用化に向け、大きな期待が集まりそうです。

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