社会ニュース/よくわかる時事問題

香港型って? インフルエンザの種類を探る(2ページ目)

インフルエンザが全国的に蔓延! 某病院では死者まで発生し、危機感は高まる一方です。ところで、インフルエンザにはA香港型・Aソ連型など様々な種類がありますが、一体どんな違いがある? 治療薬も違うの?

執筆者:志田 玲子

A型インフルエンザは、流行が拡大しやすい!

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インフルエンザは、風邪とは違う! この季節に38℃以上の高熱が出たら、インフルエンザを疑ってみることを、お勧めします……
インフルエンザのウイルスは、大きくA型、B型、C型の3つに分けられます。いわゆる「Aソ連型」「A香港型」は、A型に含まれ、歴史的に大きな流行を引き起こしているのが特徴。一方、B型・C型は、A型ほど大きな流行には発展しないとされています。

ただ、同じシーズン中に複数のウイルスが流行した場合、A型インフルエンザにかかった後に、B型インフルエンザにかかる可能性もあり! いったん回復しても、「もう大丈夫!」と気を抜いてはいけない……。

飲み薬タミフルの10代への使用は、原則不可!

では、インフルエンザには、どんな治療薬がある? 日本では、2001年2月に、飲み薬タミフル(リン酸オセルタミビル)と吸入薬リレンザ(ザナミビル)が、健康保険に適用されるようになりました。タミフルといえば、飲んだ子どもが飛び降りるなど、異常行動が相次いで報告されたのは、記憶に新しいところ。厚生労働省は2007年3月になり、あわてて製薬会社に対し、10代への使用は、原則として控えるよう指示を出しました。ただ、1ページで見たように、高齢者への投与は、問題ない模様……。

さて、インフルエンザ・ウイルスには、さまざまな種類があることがわかりましたが、症状や治療法には、どんな違いがある?
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