ソニー・ショック! ついに「社員切り」へ

「派遣切り」急増、そして「社員切り」へ! 雇用契約を更新されなかったり、契約を途中で打ち切られたりする「派遣切り」が急増しています。厚生労働省によれば、「派遣切り」などで失業する非正規労働者が、今年10月以降来年3月までの間で、3万人に達する見込み。大半が製造業で働く人たちで、都道府県別では愛知県=自動車関連のメーカーの集積地が、ダントツで多くなっています。一方、12月9日には、ソニーが1.6万人超の人員削減を発表! 内訳は、正社員約8000人と、派遣社員など非正規雇用の従業員8000人以上。他の大手メーカー5社も、既に合計1430人の削減を発表しており、こうした動きは今後も広がりそう……。

「派遣切り」の背景にある「2009年問題」とは?

ところで、なぜここへ来て急に「派遣切り」が増えた? その背景にあるのが、「2009年問題」です。「2009年問題」とは、製造業を中心とした派遣労働者の多くが、2009年中に契約の期限切れを迎えることで、大量の失業が予想されること。多くのメーカーでは2006年3月以降、雇用契約を「請負」から「派遣」へと切り替えました。その理由は、実態は派遣なのに業務請負のように装う「偽装請負」が露見したから。こうした違法行為を改めるため、法律で契約期間の上限が3年までと定められている派遣に切り替え、その3年後の期限が、来年到来するというわけです。2009年の世界経済の成長率が、0%台に落ち込むことが予想される中、立場の弱い非正規雇用の労働環境をどう守るべきなのか? 国は、重い課題を突きつけられていると言えそうです。

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