文章:石原 敬子(All About「よくわかる経済」旧ガイド)
株式投資は、自分の心との戦いでもあります。昔から、投資家の心理をうまく言い当てて戒めた格言がたくさんありますのでご紹介しましょう。<INDEX>
「みんなと一緒」に安心するとダメ?!(1P目)
欲が一番の強敵(2P目)
冷静になれといわれても・・・(3P目)
「みんなと一緒」に安心するとダメ?!
また値下がり?また失敗?投資を成功させるコツは? |
さあ、どちらの店に入るでしょうか?
「行列ができているほど、みんながおいしいと思う店に入ろう」と思う方は多いのではないでしょうか。この群集心理、株式投資には要注意です。
●相場師は孤独を愛す
プロの投資家は、大勢の投資家と逆の行動をとっているもの。株式を買いたいと思う多くの投資家の気持ちも、売りたいと思う投資家の気持ちも、どちらか一方に偏りすぎるとキケンです。
●友なき方へ行くべし
株式投資は、人と反対のことをすると儲かる、という格言です。みんなが買いたくないときに買い、みんなが買い出したら売る、という投資ができれば利益が取れることでしょう。
●人の行く裏に道あり、花の山
あまり人気がなくても、実力を持った銘柄を見つけて投資をする方が、効率よく投資収益を上げることができるという意味です。人気がないということは、多くの人に買われていないため、割安な株価で放置されている可能性があります。
「みんなが買っているから(=上がっているから)」買うのではなく、自分の目でその良さを見出した銘柄に投資をしたいもの。それには、日ごろから、広い視野で物事を見たりニュースの続きを連想したりすると良いでしょう。
ところで、人に流されないで投資が出来たとしても、必ずしもうまく行くとは限りません。投資における、一番の強敵とは?さっそく次のページへ!