■居室・収納
●手持ちの家具が納まるかどうか
リビング以外の居室でも、入れる家具が決まっている場合は、あらかじめ家具のサイズを測っておいて、室内に納まるかどうかをチェックします。間取り図ではOKなのに、天井の下の大きな梁がじゃまになるということもあるので注意が必要です。パンフレットの間取り図には梁の位置が点線で示されているはずなので、確認しましょう。
●収納は内部のサイズも測る
収納に布団を入れるのか、服を入れるのかによって適した奥行きが異なります。背広を入れるなら55cmくらいがちょうどよいでしょう。収納率(床面積に占める収納面積の割合)は7%程度が標準といわれていますが、これはあくまで目安。必要な収納スペースが必要な場所にあるかどうかが一番重要なこと。これらを忘れずにチェックしておきましょう。
●天井近くの収納の位置が高すぎないか
天井が高いと開放感がありますが、上のほうの収納が高すぎると、かえって物の出し入れが大変になることも。同様に、電気のスイッチのおおもとである分電盤があまり高いと、停電のときにブレーカーを復旧させるのにひと苦労しそうです。
●ウォークインクロゼットに換気口がついているか
広いウォークインクロゼットがあれば、収納力が大幅にアップしますが、ここに湿気がたまるとカビが生えやすくなってしまいます。換気扇がついてるのが理想的ですが、せめて通気のための換気口がついているかどうかチェックする必要があります。
●コンセントの防音・断熱対策を聞く
コンセントがある部分は壁が薄くなります。とくに、外壁に面している壁や、隣の住戸との境の壁(戸境壁)にコンセントがある場合は、音がもれたり熱が逃げたりしやすいので対策が必要です。この点はモデルルームで見るだけでは分からないので、ぜひ担当者に聞いて確かめましょう。
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