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配当金の通知、大事なものを捨てていない?(2ページ目)

株式投資のボーナス、配当金。このお知らせ、郵便局や銀行へ直行して、大事な資料を捨ててはいませんか?初心者でも、決算報告書に目を通せる、簡単なポイントをお伝えします。

執筆者:石原 敬子

投資初心者は、写真とグラフだけでOK!

決算報告書
大切なことが盛り込まれているのに、ゴミ箱直行は無残・・・
決算書は難しくてわからない、という方、無理に読む必要はありません。「読む」より「見る」。難しいからと敬遠して捨ててしまうよりは、写真とグラフだけでも見てみましょう。

「決算報告書(中間報告書)」の代表的なページ構成は、次の通りになっています。

・株主へのメッセージ
・財務、業績の近年の推移グラフ
・事業内容(セグメント別、地域別)
・最近の話題
・決算書
・企業の概要

このうち、事業内容は写真が盛りだくさんで、どんな製品を作ったり取り扱ったり、どんなサービスを提供しているのか、また、最近の話題については、社会貢献や企業の取り組みなどについての最新ニュースが出ていたりします。

投資家として、こういう展開の企業に、自分の大切な資金を投じて資金面で応援するということに賛成できるか否か、という目で見たらよいと思います。

また、財務、業績のグラフについては、それぞれの項目の意味はわからなくとも、その推移がだんだんと増えているようなら良し、減っているならそれが株価に影響しているのではないかと考えるようにしてみましょう。

もうちょっとがんばれるなら決算書もチェック

ページをめくってみると、数字ばかりの表のページが見つかることと思います。貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書が並んでいます。前年の同期と比べて出ているのが通常です。

それぞれの項目の意味を理解するのはもう少しレベルアップしてから、という方でも、2期の数字の比較をすることはできるでしょう。前期に比べて、増えているか減っているか、大きな変化があった項目はどれか、という程度でもOKです。

ここで、「この項目はどういう意味なのだろう、もっと知りたい!」と思った時に初めて、「決算書の見方」なんていう本やサイト検索をすれば十分です。この繰り返しで、だんだんと投資判断のための決算書の見方が出来るようになっていくはずです。

ポイントは、全部を見ようと思わないこと。初めのうちは、こういう資料に慣れることが一番です。ビジュアルだけしか目に入らないなら、それはそれで良いのではないでしょうか。全く目を通さないでいるよりは、ずっとマシです。

株価の上下の根本は、その企業の実力がどうなのかを投資家が見極めて価値をつけていることから始まります。その企業を見ずして、株価は語れないはず。せっかくの盛りだくさんの企業の資料ですから、封書のままゴミ箱行きなんていうことのないように、活用したいものですね。

【関連サイト】

「自己責任時代のガイドブック 決算書、読めたら何が分かる?」

「決算発表、株価の予測はここに注目!」

「新会社法で変わる!貸借対照表・損益計算書」(All About「一般事務の仕事」ガイドサイト)


【関連リンク】

「経済、株式・投資を学ぶためのリンク集」

「生活と経済・金融商品・マネープランニング」
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