【CONTENTS】
俳優からアメリカ大統領へ。ロナルド・レーガン(1P目)
「ターミネーター知事」のシュワちゃん(2P目)
政治でも三冠王が取れるか?ランディ・バース(2P目)
庶民の味方のはずが……ジョセフ・エストラーダ(3P目)
あのファシストの孫娘。アレッサンドラ・ムッソリーニ(3P目)
その他の有名なタレント政治家(4P目)
俳優からアメリカ大統領へ。ロナルド・レーガン
レーガンは最初は民主党員だったが、1962年に共和党に移党している。 |
レーガンが政治に転身したのは、明確なきっかけがあってのことではありません。レーガンは1950年頃、レーガン自身が40歳になる頃から、政治の道を少しずつ考えていったようです。レーガンは離婚経験がある唯一のアメリカ大統領ですが、最初の奥さんであるジェーン・ワイマンさんとは、政治への転身のことですれ違いが生じて離婚したと言われています。
レーガンは最初は民主党に入党していました。その後1962年に共和党に移るのですが、その時に「私が党を去るのではない。党が私から去るのだ。」という言葉を残しています。結局「自分が悪いのではないですよ。」と言いたいだけのような感じもする言葉です。
共和党に入ってから、1966年にはカリフォルニア州の知事に当選しました。そして1967年から知事を務め、1970年に再選されて1975年まで知事の仕事を続けました。その後1980年に共和党候補として大統領選に立候補し、見事に当選して大統領になりました。
レーガンの大統領としての功績については、様々な見方があります。「冷戦を終結させた大統領」として評価する声も多くなっています。一方でレーガン大統領の経済政策「レーガノミクス」は、アメリカの財政赤字を急拡大させたとして、批判する経済学者も多いのです。
日本では任期中に問題を起こして辞任する、あるいは自分から辞任するタレント議員も多いのですが、レーガン大統領はイラン・コントラ事件以外は大きなスキャンダルもなく、最後まで大統領を務めました。それを考えると、まずますレーガンという人物は評価できるのではないでしょうか?
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