治療薬はなし! コンドームによる予防が肝心!
保健所のエイズ検査は「匿名」「無料」。不安感にさいなまれているより、検査に出向く勇気を! 写真提供:フリー画像素材EyesPic |
現在のところ、エイズを完治させる治療薬はありません。ただ、エイズウイルスは感染力が弱い上、血液・精液・膣分泌液と主な感染経路が限られるため、通常は性行為以外で感染することはありません。たしかに、1ページの調査結果でも経路が限られていましたね。そこで、感染予防の心強い味方とされるのがコンドーム。性行為の際、コンドームを正しく使用すれば、エイズはもちろん他の性感染症の予防にも、威力を発揮します。
感染は若者だけじゃない! 40代ではなんと36%アップ!
では、感染が増えているのは、やはり若い世代が中心? たしかに、感染者のうち20~30 代が占める割合は68%と3分の2に上りますが、昨年と2005年を比べると、■エイズウイルス感染者…… 30~40代が大幅に増加!(30代は約21%増、40代は約36%増)
■エイズ患者…… 30代・40代を中心に、50代以上でも増加!
感染者・患者共に30代以上が増加し、感染者では特に40代の大幅増が目立ちます。40代男性に同性間の性的接触が増えている?
保健所のエイズ検査なら「匿名」「無料」!
ところで、誰にもわからないようこっそりエイズ検査を受ける方法ってある? エイズ検査は、病院・保健所で受けられますが、保健所の場合は「匿名」かつ「無料」(保健所へのアクセスは、下記の関連サイトを参照)。感染の可能性があった時から3ヵ月以降なら、感染したかどうかが確実にわかるので、検査に行くタイミングを要チェック!厚生労働省の「性感染症報告数」によると、2005年の性感染症の患者数は、
■性器クラミジア…… 3万5,057人
■淋菌感染症…… 1万5,002人
■性器ヘルペス…… 1万258人
と、それぞれ1ページのエイズ患者数を大きく上回っています。恐れるべきはエイズだけではないと言えそうですね。
愛するパートナーと健康的な「性的接触」をエンジョイするためには、一にも二にも感染予防が肝心! コンドームの正しい使用に加え、場合によっては検査に出向く勇気も必要です。
【記事の関連サイト】
●All About「よくわかる時事問題」のサイト
・世の悲しみ・恐怖のニュース
●その他のサイト
・エイズ予防情報ネット
・全国の保健所一覧、全国保健所長会
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