【CONTENTS】
神経衰弱ゲームで記憶力を検査(1P目)
REM(レム)睡眠とノンREM睡眠(1P目)
正解率が高かったノンREM睡眠グループ(2P目)
香りや音など別の情報と組み合わせれば記憶が良くなる?(2P目)
神経衰弱ゲームで記憶力を検査
対象として、何も香りを嗅がせずに行ったグループもあった。 |
実験の趣旨としては、まず神経衰弱を1度やってカードの配列を見させて、そして1晩眠った後にもう1度行い、どの程度正確に覚えているか測定するというものです。そしてその過程において、バラの香りを嗅がせてみるグループと、何も香りを使わずに測定するグループに分けられました。
ここで特筆すべきは、バラの香りを嗅がせるタイミングなのです。香りを嗅がせるグループは、1度目の神経衰弱をする時に、バラの香りを満たした部屋でやらせました。そしてその後1晩眠る時に、眠っている間にもう1度バラの香りを嗅がせるようにしたのです。この時は睡眠中であったため、本人達は言われなければ香りを嗅がされていることに気がつかなかったでしょう。
REM(レム)睡眠とノンREM睡眠
そして睡眠には、REM(レム)睡眠とノンREM睡眠があると言われています。これは1晩の睡眠中に交互に訪れる2タイプの睡眠で、REM睡眠は眠りが浅く、大脳の活動が活発なので夢を見る睡眠。ノンREM睡眠は、深い眠りについて夢も見ていない睡眠のことです。今回の実験では、REM睡眠中にバラの香りを嗅がせたグループと、そしてノンREM睡眠中に嗅がせたグループの2つに分けられています。そしてそれぞれのグループが、翌日行われた2回目の神経衰弱で出した結果は…
果たして、バラの香りで記憶力は向上したのでしょうか?