災難続きの通勤路線、車両故障に停電に衝突事故!
一刻を争う朝の通勤ラッシュに、首都圏では今日も電車事故が発生……もういいかげん、勘弁して! 写真提供:201系のブログ |
やがて、車内には「人身事故が発生致しました」のアナウンスが流れ……。みなさんも、こんな経験があるのではないですか?
とにかく最近の首都圏では、通勤ラッシュの時間帯に電車の事故がひっきりなし! 連日のようにたて続く人身事故以外にも、こんな事故が……
■東京モノレール…… 11月24日午前3時30分、港区の浜松町-天王洲アイル駅間で、工事用車両に車両故障が発生し運転不能! このため、始発から浜松町-羽田空港第2ビル駅間の全線が運休し、やっと運転再開にこぎつけたのは午後1時過ぎ。
復旧までなぜ10時間近くもかかった?
■JR武蔵野線…… 27日午後7時20分頃、東村山市の新秋津駅で、通過中の貨物列車が電気系統のトラブルのため停止! 全線が運休となる中、トンネル内で立ち往生した後続電車の乗客約500人は、2時間以上車内に閉じ込められた上、線路を歩いて駅へ向かう破目に……。
■京王線…… 27日午後11時15分頃、杉並区の下高井戸―桜上水駅間の踏切で、新宿発の下り電車と乗用車が衝突! 先頭車両が脱線しましたが、約1,200人の乗客・車の運転者のいずれにも怪我人はなし。不幸中の幸いでした……。
首都圏の通勤地獄、4割近い路線で混雑率が悪化!
ところで、首都圏の通勤路線の混雑は、果たして改善されているのでしょうか? 国土交通省が首都圏の42路線について公表した最新の調査結果(2005年度)によると、■最も混み合う時間帯・区間の混雑率が前年度より上昇したのは15路線。
■混雑率180%=「体が触れ合うが、新聞が読める」レベルを超える路線は、JR・東京メトロ・東急・小田急4社の16路線。
全体の約36%の路線で混雑率が前年度より悪化。また、38%の路線は、新聞も読めないほどの混雑状態のようですね。一方、快速・各駅停車共に混雑率が低下したJR常磐線など、改善が見られる路線もありました。
では、実際に混雑率が高い路線は、一体どれ? どの程度混み合うの? 次のページではいよいよ、気になる混雑率ワーストテンの発表です! → 次のページへ