30代の自殺、過去最多! 増加率もワーストワン!
50代以上は減少。40代以上は逆に増加。中でも、30代は増加率ワーストワン! これ、一体何のデータだと思いますか? 実は、警察庁が6月5日に公表した「平成17年中における自殺の概要資料」の自殺者数の動向。ページをめくれば、出るワ出るワ、超オドロキ!の事実が次々と明らかに……。まず、2005年の自殺者の総数は32,552人、前年に比べて0.7%の増加。この数は、同年の交通事故による死者数6,871人のナント5倍近くに上るというから愕然! 次に、年代ごとの違いをウォッチングしてみると……数の上では、60代以上が最も多く10,894人。全体の3分の1を占めていますが、要注目!は、自殺者数の増加率。
警察庁「平成17年中における自殺の概要資料」より作成 |
そう言えば、今年1月「南国の楽園」沖縄で、衝撃の自殺を遂げたホリエモンの元側近、エイチ・エス証券元副社長の野口英昭氏は、当時38歳。また、5月末、両親を包丁で刺し殺した直後に自殺した千葉県習志野市の元大学生は、22歳。ウ~ン、たしかに2人とも男性で、しかも、30代と20代。統計はヤッパリ、現実を物語っている……。
自殺の電話相談でも、30代が突出して多い!
えっ、30代が目立つのは、警察庁の自殺統計だけじゃないって? 実は、「全国いのちの電話連盟」が受け付けた自殺の電話相談でも、小学生と共に30代の数が際立って多いのデス。「全国いのちの電話連盟 受信統計2005」によると、2005年の受信件数は4万5,600件。過去最多!を記録しましたが、そのうち、■第1位…… 小学生(19,722件)
■第2位…… 30代(16,654件)
と、小学生に次いで多いのが30代。3位の中学生(3,107人)、4位の20代(1,523人)と比べると、まさにケタ違いの突出ぶり! あっ、でも、警察庁の統計とはちょっと違いが……30代の相談件数16,654件のうち、男性は5,765人で女性は9,097人と、こちらは、女性の方がカナリ多い。男性より女性の方が、相談に前向き?
それにしても、人生これから!の若い世代が「自殺の罠」にハマってしまう原因は、一体ナニ? また、自殺の誘惑に駆られる曜日や時間帯って、あるの? ガイドがナゾめく「自殺の罠」に迫ってみると…… ええっ!→ 次のページへ