日本でマンションの分譲が始まったのは1956年とされています。以来2006年までの50年余にわたり、全国で分譲されたマンションは480万戸近く。それら分譲マンションのデータを集めた『マンションデータ白書』が、東京カンテイから発表されました。そのなかにランキングデータも出ているので、その一部を紹介しましょう。

圧倒的に広いバブル期の高級マンション

最近のマンションは広さではバブル期の高級物件にかなわない
最近のマンションは広さではバブル期の高級物件にかなわない
まず広さのランキングから。物件ごとの平均専有面積を広い順に並べたのが下の表です。1位から10位まですべて200m2台という広さ。所在地は神戸市や港区、大田区などの、高級住宅地といわれるエリアが多くなっています。

ひと目で分かるように、竣工年はすべて1980年代か90年代です。特に90年前後のいわゆる「バブル期」でマンション価格が高騰していた時代の物件が目立ちます。当時は広くて高級感のあるマンションがたくさん建てられていたのですね。

ちなみに、これまでで最も広い住戸は今年、東京都江東区で分譲されています。その広さは610m2で、すでに売約済みだとか。そんなに広い家を、いったい何人で住むのでしょうか。

■全国 分譲マンション平均専有面積ランキング 上位10物件
順位 物件名称 平均専有面積 竣工年 所在地
1 パレロワイヤル岡本 274.84 1991 兵庫県神戸市
2 カスタム元麻布 260.04 1991 東京都港区
3 コスモ南雪谷 256.95 1988 東京都大田区
4 葉山グランドヒルズ 244.61 1991 神奈川県葉山町
5 ジェントリー南麻布 243.77 1991 東京都港区
6 HOMES20 238.81 1990 神奈川県横浜市
7 インテリンクス西本町 237.75 1990 大阪府大阪市
8 有栖川ヒルズ 235.92 1991 東京都港区
9 Arda五本木 233.58 1988 東京都目黒区
10 ビューコート朝日ケ丘 232.05 1982 兵庫県芦屋市
※ 物件の平均専有面積を対象として集計(単位:m2)。東京カンテイ調べ

50階建て以上のマンションが12物件

階数のランキングでは2000年代の物件が7物件ランクインしています。その他の3物件も90年代後半となっており、ここ10年ほどでタワーマンションが急速に増えている様子がうかがえます。

3位のライオンズスクエアエルザタワー55は10年近く首位の座を維持してきましたが、ここへきて2物件に抜かれました。ただ、上位2物件は2007年現在ではまだ竣工しておらず、竣工済みマンションとしては相変わらずエルザタワーがトップです。

下のランキング表では50階建ての物件が2つ入っていますが、50階建てはあと2つあります。いずれも大阪市で、それらも入れると50階建て以上の物件は12となり、そのうち大阪市が5物件を占めています。大阪の人は高層マンション好きなのかもしれません。

■ 全国 分譲マンション最高階数ランキング 上位10物件
順位 物件名称 階数 総戸数 竣工年 所在地
1 パークシティ武蔵小杉 59 1437 2009 神奈川県川崎市
2 THE TOKYO TOWERS 58 2799 2008 東京都中央区
3 ライオンズスクエアエルザタワー55 55 650 1998 埼玉県川口市
4 Wコンフォートタワーズ 54 1149 2004 東京都江東区
5 クロスタワー大阪ベイ 54 456 2006 大阪府大阪市
6 センチュリーパークタワー 53 757 1999 東京都中央区
7 アーバンドック パークシティ豊洲 52 1020 2008 東京都江東区
8 シティタワー大阪 51 357 2003 大阪府大阪市
9 晴海アイランドトリトンスクエアビュータワー 50 624 1997 東京都中央区
10 The Tower Osaka 50 560 2008 大阪府大阪市
※同一階数は総戸数の多い物件を上位掲載。東京カンテイ調べ