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デキる上司の飲みニケーション術(2ページ目)

今年もそろそろ師走。年末に近づくと、何かと飲む機会が増えてきますね。そこで今回は、お酒の席を活かし部下に好かれる、飲みニケーションのポイントをご紹介します。

執筆者:立川 亜美


飲み会
全員に気遣えるように、場所を移動するのもいいでしょう。一人になっている部下がいないかも注意して。

飲みニケーションを効果的に

気づけば、ただの飲み会で終わってしまった。ということにならないように、はじめから目的を持つことが大切です。たとえば「親睦会」、「仕事の悩みを聞く」、「モチベーションアップ」など、ひとつテーマを決めて望むといいですね。

● 親睦会
もう少し仕事仲間のことを知る、上司、部下のことを理解することを目的した飲み会もあるでしょう。そんなときは、上司は仕事に向かう姿勢をさりげなく話すと、仕事の先輩として信頼され、またプライベートの一面も見せると、親しみを感じてくれるでしょう。

● 仕事の悩みを聞く
これを目的とするならば、とにかく話を聞き出すことに集中しましょう。お酒の力を借りて、少し話しやすくなったところで、ざっくばらんに部下からの悩みを聞いてあげましょう。解決法など、いいアドバイスも忘れずに。

● モチベーションアップ
士気を高め、やる気を出させよう! とするなら、宴席が少し盛り上がってきたところで、新しい企画や仕事をテーマにして、みんなで意見を出し合うようにします。上司が上手くリードして部下のアイデアを引き出してあげるといいですね。同じ目的に向かうと気持ちがひとつになってきます。次の日から同志としてお互い仕事ができるでしょう。

好かれる上司になるには失敗談を

飲み会の席で、上司のあなたの人柄を伝えられると、もっと理解してもらえます。「いざ! というときには上司に相談すれば大丈夫!」と部下に信頼されるようになれるのが一番。

それには、仕事の失敗談を話してみてはどうでしょう。失敗を、どうやって乗り越えてきたかを話してあげる。それは、部下にとっては共感することができ、自分がこれから進んでいく道がわかるはずです。解決した話だけでは自慢話なってしまうので、必ず失敗してしまったことを素直に話してからにしましょう。失敗談を聞いた部下は信頼感を感じ、また経験豊富な上司だと思います。
自慢話は出来ても、誰でも失敗した話はしたくないものです。だからこそ、親近感、信頼感を生むポイントです。自分たちに打ち明けてくれる上司の人柄に好感を持ち、次の日からの関係が変わってくるはずです。

お酒の席での「飲みニケーション」は、自分も相手もちょっと羽目をはずしていいですよ、という場。上司として、その機会を目的もって効果的に使えると、部下にとってもきっと有意義な飲み会になると思いますよ。


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