天候次第では、4月4日にも発射か?
北朝鮮のミサイル発射が、秒読み段階! アメリカのCNNテレビは4月1日、北朝鮮が、長距離弾道ミサイルに液体燃料を注入する作業を始めたと報道。燃料が注入されれば、後戻りは難しいため、発射はいよいよ、秒読み段階に入ったと見られています。北朝鮮が、「人工衛星」の打ち上げを予告した期間は、4月4~8日。ミサイルの先端部分が、球状の形をしていることから、実際に人工衛星が取り付けられている可能性はあるものの、日本政府内では、「核弾頭の搭載を想定した実験ではないか?」との見方も、出ています。ミサイル発射は、うす雲や小雨なら可能で、天候次第では、4日にも実施される見込み……。核実験に軍事衝突、全面戦争の可能性もある?
こうした強硬策に対し、日本政府は、領土内や領海に落下する事態を想定して、迎撃態勢を整えていますが、気になるのは今後のシナリオ。3月28日付けロイター記事から、今後想定される事態を探ってみると……。1. 2006年のテポドン2号の発射と同様の弾道ミサイル実験を行う、2. 2度目の核実験に踏み切る、3. 進行中の核施設の無力化作業を中止して、核施設を再稼動させる、4. 海上で韓国と軍事衝突、5. 韓国との国境での銃撃戦、6. 朝鮮半島で全面戦争(日本でも多大な被害が発生?)。予想通りの弾道ミサイル実験以外に、核懸念の増大や軍事衝突、果ては全面戦争と、最悪のシナリオも想定せざるを得ない? 北朝鮮は、日本政府の迎撃準備に対し、「迎撃は戦争行為」と牽制していますが、週末の日本列島は、緊張感一色に包まれることになりそうです。【関連サイト】
・北ミサイルに対抗するMDとは?
・北朝鮮・ミサイル発射のはた迷惑
・北朝鮮の「核実験」って、どんな実験?