お弁当屋さんのいい匂いが漂っています。
お店の場所は、かつての懐かしいあの場所。渋谷と恵比寿と代官山の丁度中間地点くらいにある、お弁当屋さんの2階です。レモンイエローがまぶしい、郵便ポストが目印。階段を上がっていくと、のんきな風貌の鹿くんたちが迎えてくれました。ちなみにこれはインド、オリッサ州のクラフト。手作りの素朴な風合いに和みます。扉も以前と変わらず、カラカラと引き戸を引いて店内に入ります。
素敵なものがいっぱいです
ジゴマの本棚、上海の引き出し・・・謎の呪文のような、興味深い品揃えです。
お店を再開した理由を聞いてみると、「作り手とお客さんを気軽につなげられる場所はやっぱり必要だと思うし、なによりも、お店をやるのが楽しいんです。」とのこと。”○○屋さん”とひと括りにはできないggですが、お店は自分達の表現手段のひとつでもあり、そこから生まれる思いがけない人たちとの出会いや交流が仕事のやりがいになっているそうです。
以前のお店のように毎回店内の様子をガラリと変える、ということはないけれど、ゆるやかなペースで企画展も行っていきます。今度のお店では、小さなアートを身につけたり、飾ったり、気軽にアートを楽しむことをテーマに「Corsage」+「art」をくっつけた「corsart(コサート)」(造語)を提案していきます。普段の暮らしを楽しくするような身近なアート作品を中心に紹介していきたいそうです。
男のコサート
現在開催中なのは「男のコサート、女のコサート」展。男のコサートでは、エンブレムワッペンをコラージュのようにつなぎ合わせて作った、GOLDEN KING BROTHERSの勲章のようなブローチや、オールライト工房の活版印刷に使う亜鉛版を使ったブローチ。亜鉛版に書かれた文字は、スイセン, 梅, ジンチョウゲ, 桜, バラ, あじさい, 朝顔・・・など12ヶ月の代表的な日本の花が彫られているとのこと。コサージュというテーマに合わせたユニークな凝りようです。
女のコサート
女のコサートでは、アンティークなども使ったロマンティックなレース使いのfelticoや、Maiko Dake / ダケ マイコの、絵画のような繊細なイラストブローチなど、それぞれ個性的で乙女心をぎゅっと掴むラインナップが豊富に揃っています。
ストーリーを感じさせるディスプテイ。
ggはお店だけでなく、様々な活動も行っています。各地のギャラリーやイベントスペースでの展示企画、ワークショップ、デザインや編集、そして今年はスウェーデンでのアートイベントも主催しています。枠にとらわれず、自由にユニークな活動を続けるggの今後に注目度大です。
お店の守り神?! ggさまも健在!
gg(ジジ)
東京都渋谷区猿楽町2-14 2F
Tel.03-5489-5881
営業時間 12:00~19:00 日曜休
http://www.lucky-clover.jp/
※オンラインショップも有り。
またgg主催の様々なイベント情報をGETできます。