9月優待銘柄を買うタイミングは?
9月は3月に続いて株主優待の権利確定が多い月です。株主優待目当てで株式を購入する投資家も多いのではないでしょうか。そこで、今回は9月に株主優待の権利確定を行う銘柄を「いつ買うのが統計的に有利なのか」について調べてみました。
個人投資家に魅力の株主優待とは?
魅力的な株主優待は人それぞれ異なると思いますが、個人投資家に比較的好まれやすい株主優待は、飲食料品ではないでしょうか。
ビールやお米など飲食料品はもらうと家計の足しになり意外と嬉しいものだと思います。
株主優待が魅力的な企業の株価は、株主優待が欲しい個人投資家によって買われるため、権利確定日までに株価上昇しやすいのではないかと仮定しました。
そこで今回はYahooファイナンスを使用して、9月に株主優待の権利確定を行っている企業の中から飲食料品を株主優待としている109社を対象に検証を行いました。
検証の条件は以下の通りです。
【検証期間及び対象】
検証期間:1990年~2009年9月
対象銘柄:Yahooファイナンスに掲載された9月に株主優待の権利確定を行っている企業全銘柄
【買いルール】
9月1日の翌営業日に成行注文で買い
【売りルール】
30日経過した翌日に成行注文で売り
9月のうちどの期間が最も株価が上がりやすいかを探してみましょう。
今回はトレードの成績ではなく、含み益が大きい時点が株価のピークで、含み益が小さい時点が株価の底と考え、選出した109銘柄の含み損益合計の推移をグラフ化しました。各年のグラフをみると「ひとつの法則」が浮かび上がります。
それでは各年のグラフをよく見てみましょう!