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さらに編集がラクになったAdobe Photoshop Elements 9(3ページ目)

写真整理・編集ソフト「Adobe Photoshop Elements 9」Windows版、Macintosh版の、注目の新機能を紹介します。

土屋 徳子

執筆者:土屋 徳子

CG・画像加工ガイド

人知れず肌きれいに? 痩身にもなれる!

顔写真の気になる部分は、ササッとさりげなく修正したいところですが、その補正箇所は肌全体だったり、しわ、シミなどが複数存在していると必要以上に補正してしまい、結果「いかにも修正しました」的な写真になりがちです。

ところが「楽しい編集」の「顔写真をきれいに」を使うと、人知れずこれらの不満を解決することができます。

ここでは「肌をなめらかに」「シミやしわを取る」「赤目を修正する」「目や歯を白くする」など、気になる部分をターゲットにした修正ができるようになっています。

そして極めつけが「スリム」機能です。補正の仕上げとして、この「スリム」ボタンを1押しするごとに「1キロ」ずつ痩身ができるというものです。

顔写真をきれいに効果

補正前(左)と、「顔写真をきれいに」適用後(右)。くれぐれも「スリム」は押しすぎないのがポイント。私は3回も押してしまいましたが…


このような人物補正で失敗しないための「やりすぎない適度な修正」結果を得ることができます。


晴天の写真が夕焼けに!

Adobe Photoshop Elements 9の新機能の、他の写真のスタイルを使って、写真のトーンを変換できる「Photomerge Style Match」効果で、青空の写真を簡単に夕焼けに変えたり、深みのあるモノクロ写真に変えることができます。

青空写真を簡単に夕焼けに変える

青空写真を簡単に夕焼けに変える


また、複数の写真を並べてパノラマ写真を作る「Photomerge Panorama」も、機能が強化されています。これまではパノラマ化することで写真の周りがいびつな形のままでしたが、今回は自動的に違和感なく塗りつぶしてきれいに切り取ってくれるようになりました。

フォトマージ パノラマ機能

複数の写真でパノラマを作るとできる端のいびつな余白を、自動的に塗りつぶしてトリミングまでしてくれる



このように、今回のバージョンでは、「実はものすごく手間がかかる効果をさりげなこなす」機能が搭載されています。意外に隠れたところにあるこれらの優れた編集機能を、見逃さないように使いこなしたいものです。


製品情報

Adobe Photoshop Elements 9
(Windows 版/ Mac OS 版)
アドビストア価格(税込)
■ 通常版 14,490円(本体価格13,800円)
■ 乗換え・アップグレード版 10,290円(本体価格9,800円)
■ 学生・教職員個人版 7,140円(本体価格6,800円)

【関連サイト】
Adobe Photoshop Elements(Windows版)
Adobe Photoshop Elements(Mac版)

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