中高一貫校の授業料はどうなるの?
高校受験がない中高一貫校が人気です
一般的に中高一貫校といわれている学校は、正式には中等教育学校といいます。中学受験をして中学校に入学して3年間学ぶと、そのまま受験なしで系列の高校に進学できることから人気があります。
私立の中高一貫校の場合、中学校の授業料はいままでどおり親が100%負担しますが、高校部分については、就学支援金の対象となります。そのため、所得制限に該当しなければ、高校部分からは月額9900円分の授業料が安くなります。
また、最近は公立でも全国的に少しずつ中高一貫校が作られています。公立中高一貫校の場合には、中学校はもともと義務教育、高校についても無償化が始まったので、(所得制限に該当しなければ)授業料はどちらもかかりません。
そのほか、中学校卒業後に進学する5年制の高等専門学校(高専)に進学する場合には、高校生に相当する1‐3年生のあいだだけ、高等学校就学支援金の対象となります。
最後に。就学支援金制度のおかげで、高校の授業料は軽減されています。しかし、教科書代や修学旅行代の積立、部活の費用などはいままで通りかかります。就学支援金の対象になっても、それなりの出費は覚悟しておきましょう。