注文住宅/家づくりの流れ・基礎知識

新築でこだわるのは見た目4割、性能6割

家を建てるとき、私がこだわってほしいと思うポイントは、見た目4割に、性能6割。なぜ、このように考えるのか、見た目と性能のどんな部分にこだわればいいのか、それを説明していきましょう。

大塚 有美

執筆者:大塚 有美

長く暮らせる家づくりガイド

家を建てるとき、私がこだわってほしいと思うポイントは、見た目4割に、性能6割。毎日生活する家だから見た目はとても大切。でも、長く暮らす家だからこそ、性能はもっと重要。なぜ、このように考えるのか、見た目と性能のどんな部分にこだわればいいのか、それを説明していきましょう。

見た目と性能にこだわる

以前取材したときに、「毎朝、目が覚めるといい家だなあと感じ、うれしくなる」と話してくれた施主の方がいました。また、「新居に暮らし始めたら、子供が友達を毎日のように連れてくるようになった」と語ってくれた人もいました。これらのエピソードはどれもほほ笑ましいだけでなく、新しい家に満足している様子をよくあらわしています。

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道行く人からも「素敵」といわれるくらい見た目にもこだわりましょう
家を建てるときには熱心に情報収集し、いろいろこだわった人でも、いざ、完成して生活し始めると、途端にさめてしまう人がいます。これは、こだわるポイントがちょっとずれているから。建てた後にも喜びが続く家にするには、「見た目」と「性能」にこだわるべきなのです。

外観がいいとわが家への愛着が増す

では、なぜ「見た目」にこだわるといいのか、「見た目」のどんなところにこだわったらいいのか、考えていきましょう。

「見た目」といって最初に思い浮かべるのは、外観です。新築後にお客様を招くときに、来訪者が最初に目にするのは外観とエクステリア。ですから、外まわりにはこだわり、自分の納得のいくデザインや素材を追求したいものです。こだわった外観をお客様にほめられれば、誇らしいですね。

1軒、1軒の家の外観やエクステリアは街並みを形成する要素です。それぞれの家が美しく、時代を超えて好まれる美しい街並みを心掛ければ、街全体が美しくなります。そんな美しい街並みの中にある住宅であれば、あなたもわが家を長く愛することができるでしょう。

いい家だなあと思える家に

家を建てるなら、外観だけでなく、室内の見た目にもこだわりましょう。前述のお施主さんの言葉のように「いい家だなあ」と思えるには、見た目が大事です。自分の好きな色や素材で囲まれた美しい空間であれば、家で過ごす時間も楽しくなるはずです。

毎日気分よく生活するためにもたくさんのこだわりを盛り込んで、お気に入りの空間をつくってほしいと思います。

次のページでは、もうひとつのこだわりポイントである「性能」について話を進めていきましょう。

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