キッチン空間・コンロ周りの不燃仕上げについて |
ここに記載するルールは、安全で快適なキッチン空間を確保するための原則です。 |
上の図は、コンロとレンジフードの関係を表現したものです。 2:コンロのトップ面から、フード内のグリースフィルターまでの高さを80センチ以上離すことが消防法で決められています。特例としてコンロの全口(二口でも三口でも)に過昇温度防止装置(製品名・セイフル)がついたクックトップの場合は60センチまで下げられますが、現在市販されているものには、全口セイフル付きの機種はありません。すなわち60センチまで下げることは不可能なわけです。 3:クックトップの外形寸法から左右に15センチ以上離しても不燃仕上げは必要です。排気性能をあげるためにも、レンジフードの幅寸法は同じく左右に15センチずつ大きくとるようにするのが良いでしょう。 |
4:上図はよく見ると当然のことですし、消防条例でも組込み機器の周辺の不燃処理のことは決められていますが、現実のシステムキッチンにはこの処理をしていないものが多く見られます。手間がかかるし、不燃材の厚み分のモジュールが吸収できないシステムのものが多く、黙認されてしまっているのです。 オーブンを使ってみると分かりますが、長時間使った後の側面の温度は素手で触れない程にもなります。 両側共に、必ず9ミリ以上の空間か、不燃材で仕上げるようにして下さい。 |
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HIDEWO KURODA
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