家庭用新エネルギーシステム
ENE・FARM エネファームの紹介
2009年1月28日東京都内において、東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、西部ガス、新日本石油、アストモスエネルギーの6社の社長と、資源エネルギー庁石田長官を来賓に交えて家庭用燃料電池エネファームの共同宣言セレモニーが開催された。
エネファーム事業は2002年からの実証研究、2005年からの大規模実証事業をふまえて、いよいよ今春から一般市場に向けてスタートを切ったわけだ。
エネファームの原理と、そのメリットについて基礎的な知識をご紹介する。
エネファームの基本原理は、都市ガスを使って燃料処理装置内で水素を取り出し、空気供給装置から供給される酸素と反応させると電気と熱が生まれる。
これが燃料電池システムの発電原理で、発電した直流電気をインバーターで交流に置き換え、電力会社から供給される電力と連系する家庭用電源として利用。
同時に燃料回収装置で熱を回収し、約60度の温水をつくり出す。このお湯は貯湯ユニットに蓄え、必要に応じて給湯する。また貯湯ユニット内に温水がなくなった時はバックアップ用の熱源機で加熱して給湯できる仕組みになっている。
なぜ自家発電が優れているのかを簡単に解説したのがこの概念図で、従来の発電システムでは発電所から供給される電力の、なんと63%が送電ロスや排熱で失われてしまうため、実質的な利用率は37%にしか過ぎない。 一方エネファームで自家発電すれば、エネルギー利用率は80%にまで高めることができ、CO2の排出量は45%も減少させることができる。
CO2の排出量を大幅に削減させることのできるエネファームが、新時代の家庭用エネルギーとして期待されていることが理解できたでしょうか?
エネファームのもうひとつの特徴が、あなた自身の暮らし方にあわせて、効率的に自動運転をしてくれることだ。
電気とお湯の使用パターンを学習し、必要に応じて自動運転するので無駄のないエネルギー活用ができる訳だ。
◇このページの画像は、東京ガス広報部から提供されたものです。
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