贈る気持ちを伝えたい　粋更kisara

柔らかでさりげないイメージの粋更kisara店内

お中元は、日頃お世話になっている方に、感謝の気持ちを伝えるいい機会。今年は何を贈りましょうか？ 贈るからには、送り先に喜んでもらえて、あなたらしさが伝わって、小さな驚きと共に心に残るものがいいですね。今回は、そんな贈り物選びに使えるショップ、表参道ヒルズにある「粋更kisara」（きさら）を紹介します。

「折形」の作法で贈る粋更kisaraのアイテム

包み方ひとつひとつに、贈る相手を大切に思う気持ちが込められます

「折形（おりがた）」という言葉を聞いたことはありますか？ 古くから日本人は、大切な人に、折々に贈り物をしていました。このときに、清らかな和紙でものを包む礼法が「折形」です。普段はあまり意識しないかもしれませんが、のし袋やポチ袋の包みも、実は折形によって確立されたものだとか。

折形にはいろいろなパターンがありますが、贈り物のお包みに折形を取り入れているのが、この粋更kisara。「折形デザイン研究所」で訓練を積んだ、専任の折師が常駐しています。ちょっとしたお礼から、お祝い事、お中元、お歳暮などに、贈るシチュエーションや予算に応じて、折形の作法でお包みをしてもらえます。折形のお包みは105円～。

夏を楽しむアイテムいろいろ（期間限定：7日まで）

粋更kisaraに伺うと、大きな蚊帳が。ちょうど、期間限定で『夏の贈り物展』をしているんです（7月7日まで）。蚊帳の中のアイテムは、この期間でしか手に入らない作家もの。涼しげなガラスの器、漆塗りのアイスクリームスプーン、奈良うちわと、奈良扇。目や喉にやさしい蚊取り線香と蚊遣り。暑い夏を楽しみながら過ごしましょう、という提案がここにありました。

器、グリーン、ファッションアイテムなど幅広い品揃え

お店の雰囲気はどこか優しい感じ。ディスプレイには、自宅を飾るときのヒントがたくさん

店内は、前回miyakonjo productで紹介した小泉誠さんのデザインです。シンプルであたたかみのあるショップ。麻や木、和紙、漆など、伝統的な和の質感を重視していて、懐紙、文香（ふみこう）、茶道具、器、など、日本の粋を感じさせるモダンアイテムが揃っています。

ほんとは全部写真をとって片っ端から紹介したいのですが、ぐっと我慢。次のページで、特に気になる商品をピックアップしてご案内しましょう。