というわけで、夏の五感を刺激する5つのインテリアアイテムを、5つのショップから厳選して紹介しましょう。しかしその前に、モダンな和の基本アイテムとして押さえておきたい「置き畳」からご紹介。
基本アイテム モダンなインテリアの中に和の空間をつくる「TATAMIST」
ガイドの家には和室がありません。使用頻度を考えると、今の段階では要らないと思ったのです。でも、和の暮らしも時々味わいたい。着物だって着るし、たまには抹茶も優雅に点ててみたい。ソファのくつろぎ時間も大好きだし、モダンインテリアも捨てがたいから、和については「イイとこ取り」をしたいのです。そんなワガママに応えてくれるのが、置き畳。TATAMISTのカラーは現在、墨(sumi)、秦(hada)、鼠(nezumi)、鳶(tobi)、柿(kaki)という5つの伝統色で展開中(ネーミングも素敵!)。一枚13,650円(税込)、複数枚あると、使い方のバリエーションが広がります |
ガイドが使ってその良さを実感した置き畳の「TATAMIST」は、かなりお薦めです。一般的な畳よりも目が細かくて、モダンな印象。1枚の大きさは半畳(87×87cm)。使わないときは重ねておけば場所をとりません。伝統色の色合いがモダンで新しい感じ。
ちょっと横になりたいときには、やっぱり畳の感触がいいですよね |
フローリングに寝転がると「なんですか行儀の悪い」みたいな感じになりやすいのですが、TATAMISTがあると違います。だらしなく見えない(気がする)点が素晴らしい。身体が痛くならないし、表面のひんやり・さらりとした感じが嬉しい。あと、お客様用のベッドがないお宅にもいいです。床に寝てもらう心苦しさが無くなります。
さて、畳の暮らしから離れて長いと、TATAMISTもフローリングと同じ感覚で使いがち。たとえばこの上に足の細いスツールを置いて電球を交換したり、なんてことは止めましょう。毛布を敷いたり、台になるモノの形を考えたりして、表面が傷つかないように気をつける。丁寧な手順を踏むことも、忘れたくない和の感覚ですよね。
こんな置き畳があれば、取り入れる和のアイテムも、もっと素敵に見えてきます。なお、All About スタイルストアで扱っています。では、五感を働かせて夏のインテリアを楽しみましょう。視る涼、触れる涼、嗅ぐ涼、味わう涼、そして聴く涼をご紹介。
● 涼を視る 水の透明さをテーブルの上に
● 涼に触れる 話題独占、アートな団扇(うちわ)
● 涼を嗅ぐ 暑い空気を洗う夏の香り
● 涼を味わう きりりと冷を楽しむお酒の時間
● 涼を聴く 儚い光、ぱちぱちぱち
ではまず、ガイドも持っている作家もののアイテムで「涼を視る」ところから。