大阪駅より徒歩10分、新しい地下道につながる、複合ビル・ハービスOSAKAの一角に位置しています。大阪最大のブランドショップが並ぶあでやかな通路を通り抜けたところに、ほんの小さなドア。開けるとそこには別世界がひらけます。そこにはホテルにつきものの大きなアトリウムも巨大な階段もありません。薄暗いあかりのなかに、小さなロビーとチェックカウンターが静かに浮かびあがります。
ホテル王と呼ばれるリッツは、48才のとき、自分の理想とするホテルとして、パリのヴァンドーム広場に「ホテル・リッツ」を開業。その究極のサービス精神と完成されたノウハウはここ大阪でも健在です。18世紀の英国貴族の館を彷彿させる優雅で贅沢なデザインは、世界中の同ホテルのなかでも「非常にリッツ・カールトンらしいホテル」として賞賛されています。
今回は、リビングとベットルームがセパレートされているスィートルームをご紹介します。重い扉をあけると、廊下があり、そこを抜けると、リビングルーム。そこには大きな白いソファーとアームソファーがゆったりとセットされ、その前には、テレビボードが置かれています。もちろん大きなデスクも用意されています。白いガラス扉を開けると、正面はクローク、左の扉は真っ白い大理石のサニタリールーム、右の扉はベットルームにつながります。
白い大きなソファーを中心にシンメトリーにサイドテーブルが置かれ、その上にはテーブルランプ、壁面には絵画もシンメトリーに掛けられています。クラシックの定番です。ひとつだけ置かれたパーソナルチェアーは、軽快さと濃いカラーはアクセントになり全体をひきしめています。