インテリアコーディネート/部屋別コーディネート術

こんなに簡単!インテリアカラーの決め方。 お部屋の配色を考える(2)

お部屋のインテリアの配色を決めるときのポイント第二弾。写真を例に具体的にお話します。

菅野 民子

執筆者:菅野 民子

インテリアスタイル実例ガイド

お部屋全体のカラーを決めるとき、何をどこから決めていいのか困ってしまいますね。お部屋のインテリアの配色を決めるときのポイント第二弾、写真を例に具体的にお話します。



1.FLOOR
床材は、ピーチベージュのカーペットを敷き詰めています。この色は、カーテンなどのファブリックの一部の柄にも使われコーディネートされています。ここでは、ドアや造作家具に使われているナラ材は主張が強いためフローリングをさけて、カーペットにしてソフトな感じをだしています。

2.WALL
はオフホワイトの布クロスです。主役であるファブリックのブルーを美しく見せるために、天井も同じカラーにしてホワイトの分量を多くしています。ベットヘッドの部分の壁には、ベットサイドテーブルと同じオフホワイトの籐を張り込んでいます。

3.CURTAIN
窓辺を飾るカーテンは、ここでは主役です。ブルーの地にベージュの大きな花柄は、落ち着いてしかも豪華な雰囲気を感じさせます。化粧室コーナーの小窓には、大きな柄を生かすためにロールブラインドにしてあります。

4.FURNITURE
造り付け家具は、ドアや枠材と同じナラ材で造り統一感をだしています。ここでのポイントは、ベットサイドや化粧コーナーのイス、丸テーブルをデザインの違うオフホワイトにしてあります。これは、全ての家具を同じ材質やカラーにしてしまうと重く感じてしまい、動きがなく退屈なインテリアになってしまいます。あくまでも主役のファブリックのブルーをきれいに見せるために白の分量を増やす役目もしています。

5.ACCESSORIES
クッションはカーテンと同じブルーの濃淡でアクセントにしています。ランプスタンド、額絵は白を基調にして、白い家具と共に室内にリズムをつくります。

6.BEDSPREAD
カーテンと同じファブリックのベッドスプレッドは、この寝室を明るく華やかにしています。アンダーカバーをコバルトブルーの無地にしてアクセントとして部屋全体をひきしめています。


お部屋をイラストのように6個のパーツに分けて考えます。それぞれのカラーを抜き出し、部屋全体のカラーバランスを考えましょう。


カラースキムを見ると、この寝室は木肌とオフホワイトを生かしたナチュラルな空間にブルーの同一色相をアクセントにしたことが一目でわかりますね。


いかがですか!インテリアをコーディネートする事は、一つ一つが微妙に関連しあって、お互いに引き立てていくことがお解りいただけましたか!ただ漠然と内装や家具・カーテンのカラーを決めてはいけません。イラストのように6個のパーツに分けて、主になるカラーの分量やアクセントカラーを考えてみましょう。

(C)June.2002 Illust & Photo by kanno


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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