■ソファー、どう座っても落ち着かないと思いませんか!
こんな事がありませんか。訪問先で「どうぞお座りください・・」と、むりやり3人で座った、3人掛けソファーの真ん中、何とも居心地の悪い思いをしたことがありませんか!ロングソファーの3人掛けはくせ者、ほんとうは肘がある両方に一人ずつ二人しか掛けられないと思った方がいいのかも知れません。実は、輸入品の豪華なソファーはどんなに大きくても、ほとんどが二人掛けです。
■あなたはどっち!座り心地・寝心地
大きなソファーは家庭的雰囲気の象徴になっています。たとえば、あこがれのシネマの世界では、美男美女がグラスを片手に恋を語り、力強いパパの腕に抱かれる幼子と寄り添う母親の笑顔のシーンは、みなソファーが愛情表現の場になっています。家の中でも靴を履く欧米の生活では、身体を横たえリラックスするにはベッドかソファーの上しかないのです。気分次第でヒョイと横になれるソファーは、椅子とテーブルで生活するには欠かせない大切な道具なのです。
畳の上にごろりと横になれる日本では、ソファーは行儀よく腰掛けるための、おしゃれな家具としての認知が多いですね。買い求める時も、ついついカッコのよさだけを求めがちです。最近は座り心地を熱心に確かめる人も多くなりました。でも、寝心地を確かめる方はきっと皆無に近いと思います。まじめな日本人、ソファーに横たわるのはお行儀が悪いと思ってしまいがちです。
■ソファーに戯れる感覚!
すっかり椅子の生活に慣れてしまった私たち、ソファーをもっと使いこなしてみたいですね。床の生活に慣れているためにソファーが置いてあっても、なぜかその場の床にごろりでは、かっこわるく具合がわるいものです。何か座り心地が悪く役に立たない家具ではなく、ソファーを横になれる道具、ディベッドとして考えてもいいのではないでしょうか。それには少し奥行き大きめ、座のクッションは堅めの方がいいと思います。
欧州の最っも新しい傾向として、ソファーは腰掛けるだけでなく、身体を休める機能からもう一段階奥深い機能として「座ることを楽しむ」、「椅子と戯れる感覚」、「椅子を身にまとう感覚」を求めるようになっています。足を投げ出して座ったり、身体にフィットする感触を楽しむようになってます。
いかがですか、リビングの象徴となるソファーを生活を楽しむためのひとつの道具として、座り心地だけでなく、寝心地を確かめてみませんか!
(C)June.2003 Copy & Photo by kanno
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