インテリアコーディネート/インテリアコーディネート関連情報

暖炉のあるくつろぎ空間

ほんわり温ったか暖炉!炎を囲むくつろぎはインテリア性だけでなく、癒しの効果にも注目が集まっています。暖炉のあるインテリ空間を紹介。

菅野 民子

執筆者:菅野 民子

インテリアスタイル実例ガイド

クラシックスタイルの暖炉。リビングルームから眺める周囲の緑は、ピクチャーウィンドウとして楽しめ、クラシックスタイルのインテリアと好相性です


あこがれの暖炉がブームに!

<暖炉の炎で広がる心豊かな暮らしは、憧れのインテリア空間です。古今東西、火の周りには人が集い、火は生活の中で欠かせないものでした。現代では暖炉が暖房設備としてだけではなく、部屋の雰囲気作りのためのインテリアとしてかかせないものとなっています。日本の和室に床の間が欠かせないように、暖炉は洋室には欠かせないアイテムとして、部屋の中央に置かれ、インテリアの核になります。

また最近では、暖炉で薪を燃やし、揺らぐ炎を囲むことで癒されると感じ、親近感が増しコミュニケーションがよくなることが報告されています。またスローライフからも改めて注目されるようになり、そのインテリア性と共に、いま静かなブームともなりつつあります。

クラシックな雰囲気が漂う暖炉

 
小高い丘に建てられたS邸のリビングルームの明るく広いリビングルームに設置された暖炉は、クラシックな雰囲気を漂わせ、室内に落ち着きと荘厳さを与えています。

暖炉の周囲は大理石、カウンターは木製、暖炉の上は塗り壁になっています。壁は段差を設けた意匠にし、暖炉全体に深みをもたせています。前面の二本の柱は、左の一本は大空間のための構造上どうしても取り外せない必要な柱、もう一本は意匠的にバランスをとるために入れた柱です。構造上どうしても外せない柱でも、こんな風にインテリアとして、大胆に扱ってしまうと意外としっくりと納まってしまうものです。



 
暖炉を囲む素材はいろいろな組み合わせを楽しむことができます。ここでは暖炉の周辺を大理石でシンプルにしていますが、トップカウンターを木製にして、リネンホールド(線彫り)の彫刻を入れることでクラシックの雰囲気をより演出。もちろん、上部のミラー枠も木製で同じ彫刻を入れ、塗装色も共にダークブラウンで全体のバランスをとっています。


次ページは、「炎のインテリア・ガス暖炉(ダンロックス)」に続きます。
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