青磁と名付けられた部屋。青みのかかった優しく透明感のあるインテリアになっています。 |
Sから始まる色彩とインテリアの融合
インテリアにおける色彩の重要性と楽しみ方をホテルに学びます。このホテルは池袋にある「ホテルストリックス東京」。職・住・遊・文を兼ね備えた文化都市、池袋という豊かな立地特性を生かしたデザイナーズホテルに生まれ変わりました。このホテルのリニューアルの計画に参加したデザイナーとして、コンセプトやカラースキムの構成を具体的に公開します。ホテルの色彩計画
Sから始まるカラースキム |
●RED ROOM/SOHI(ソヒ):日本茜(にほんあかね)で染めた黄味の赤で、緋(ひ)よりは淡く、中国より伝来した色名でなら時代より用いられた。
●BLUE ROOM/SEJI(セイジ・青磁)中国から平安時代から伝わった磁器、青磁の色。青といっても、青みの緑。
●BLACK ROOM/SUMI(スミイロ・墨色)煤で作る墨の色。黒色。
●PURPLE ROOM/SHION(シオンイロ・紫苑色)キク科の紫苑が咲かす紫色の花。藍と紅花をかけている。
●BEIGE ROOM /SUNA(スナイロ・砂色)砂のような薄茶色。
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