2009年インテリア・ポイントビュー Vol.3

毎年さまざまな新しいデザイントレンドが発信されます。2009年の後半、秋冬のインテリアはどのように変わっていくのでしょうか!大手のインテリアショップのディレクションやトレンドブックの編集に携わっている「SENSIBILIA(センシビリア)」の篠崎恭子さんに2009年秋冬のインテリアトレンドを分析してもらいました。四つのカラーのカテゴリーに分けて紹介します。
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■Vol.1:TRIBAL TIDE(トライバル・タイド)
■Vol.2:PRIMITIVE MONOTONE(プリミティブ・モノトーン)
■Vol.3:BOHEMIAN SPIRIT(ボヘミアン・スピリット)
■Vol.4:RETRO NORDICISM(レトロ・ノルディシズム)




 


Vol.3 BOHEMIAN SPIRIT(ボヘミアン・スピリット)

イタリアの高級ベッドリネンとして有名なIvano Redaelli (イヴァノ・レダエリ)社の“Touch & Feel (タッチ&フィール)”というベッド。 Paola Navone (パオラ・ナヴォーネ)の新しい感覚のラインです。中央アジアの伝統から生み出された強烈なパターンが印象的なベッドシーンです


デザイナーたちが注目をしたのが不思議な異国、中央アジアの国々でした。ウズベキスタン、カザブスタン、キルギルスなどのかってのソ連邦から独立した国々。(遠い昔のシルクロードの中心部にあたります。)このアジア中央部の内陸地域に伝わるのは、思いがけないほど力強い、太陽を象徴的にイメージしたようなマークが輝くハンドメイドのオブジェでした。ボヘミアンラグジュアリーを表現しているような刺繍やキルト、レースなど。伝統的な手法を用い、その鮮やかな色彩が独特の民族性を感じさせています。社会背景が混迷する今日、デザインは民族回帰をすることで精神的なよりどころを求めていると言えます。それは、どこか女性的でしなやかだが力強さを秘めています。


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