こんな週末住宅があったら毎週末でも通いたい!軽井沢の森に溶け込むセカンドハウス(以下、写真提供:アトリエ137) |
週末住宅は「もうひとつ部屋を外に持つという感覚」
ガイド 最近、セカンドハウスや週末住宅という言葉をよく聞くようになりましたが、いわゆる別荘とどう違うのでしょうか?今回インタビューした、軽井沢にてセカンドハウスを多く手がける建築家・鈴木氏 |
ガイド すると、別荘とセカンドハウスは、過ごす期間が少し違うというイメージでしょうか?
「あくまで私の受ける印象ですが、セカンドハウスや週末住宅というと、家(別荘)というよりも、もうひとつの部屋を外に持つという感覚に近いと思います。自分だけのホテルのような、でもホテルよりもアットホームな部屋……みたいな。かつては別荘で長期滞在した富裕層や芸術家の方々の側にも、最近は『別荘を持つ』というより『セカンドハウスで過ごす』という感覚が強くなっているような気がします」
「昔・別荘、今・セカンドハウス」
ガイド 「昔・別荘。今・セカンドハウス(週末住宅)」といった感じでしょうか?週末住宅にはぜひ暖炉を置きたい。火を見ていると飽きない、そんなひとときは都会では味わえない |
「そして、交通の利便性や設備が向上したこと。別荘地になるような場所は都会と一定距離を離れ、海や山・豊かな大自然がないとリフレッシュできません。必然的に道路や鉄道などアクセスが問題になってきますし、寒冷地であれば冬季間の水道の凍結の問題が出てきます。こうした問題が解決され、長期休暇が取れなかったり仕事場が自由にならない方でも、週末ごとにセカンドハウスを楽に利用できる環境が整ったと言えます」
ガイド 確かに鈴木さんが多く手がける軽井沢は、長野新幹線開通で身近になりましたよね?
大スパンの窓で風景をダイナミックに切り取る。こんな遊びができるのも週末住宅でこそ |
では、最近のセカンドハウス、いったいどんな年代のどんなライフスタイルの人が増えているのでしょう?