主婦を悩ます3大家事は「炊事」「洗濯」「掃除」
リビングとキッチンを兼ねた「リビングキッチン」は動線の効率化にも一役(パナホーム)「家事をラクにする住まい」に目をつけ、「家事楽」で登録商標も取得しているパナホームは2008年8月、家事楽ミセスのおしゃべりサイト「家事楽WEB」を立ち上げ、その1年前にはオーナー専用サイト「パナホーム・ライフON LINE」にて家事に関するアンケートを実施しています。それによると、「家事を負担・面倒と感じている女性」は42%。家事に対するフリーコメントでは「毎日必ずしなくては生活できないが、時々ものすごく苦痛に感じる」という切実な意見も。特に毎日の家事で不便に感じるのは「1位 キッチンスペースでのゴミの保管場所が不足」「2位 洗濯スペースと物干しが離れている」「3位 LDK収納が不足」。分かります……ハイ。また、以下の調査も興味深い結果です。
■家事がラクになるために必要なことベスト5
1位 水周り設備の掃除や手入れが簡単
2位 キッチンの収納が手の届くところにある
3位 キッチンに最新設備を採用すること
4位 家族が家事を手伝ってくれること
5位 料理の配膳が簡単にできるよう配慮されていること
キッチンシンクから冷蔵庫まで1日200歩も歩いている!
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ご主人の手伝いを引き出しやすいキッチンの動線になっていますか? |
■調理における移動回数と歩数
<シンクからの動線経路> <移動回数> <歩数合計>
冷蔵庫 69回 207歩
ごみ箱 74回 74歩
ダイニングテーブル 34回 170歩
食器棚 80回 160歩
普段何気なく作業していますが、こうやってカウントしてみると意外に多く動いているものなんですね。また壁にくっつけて伸び出すペニンシュラ(半島)型キッチンの場合は、キッチンとテーブルを一直線にレイアウトすると、配膳や片付けが一層スムーズになるなどの工夫もあるようです。
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オープンキッチンはクローズドなキッチンよりも子供の手伝う率が圧倒的に高い(データ協力:旭化成ホームズ) |
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子供や家族の手伝いを誘導しやすいオープンなファミリーキッチン(ダイワハウス「ハッピーハグモデル」) |
前のページで紹介した旭化成ホームズの調査では、興味深い結果が出ていました。炊事している手元が隠れるクローズキッチンでは子供の手伝う率は49%ですが、手元の見えるオープンキッチンにすると子供の手伝い率が79%にアップするというもの。夫の手伝う率に差はないのですが、子供は実は「どんなふうに料理を作るんだろう」と興味津津。そこを隠してしまったらもったいないということでもありそうです。
次回は2位の洗濯、3位のLDK収納についてみてみます。お楽しみに!
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