パソコンは最も簡単で、多機能なテレビ
大画面で選ぶならデスクトップ型ですが、ノート型だと、好きな場所で地デジが見られるので便利です
テレビ機能付きパソコンについて聞くと、このように言われることがあります。最近の地デジテレビはインターネットへの接続や文字情報の表示、中には外付ハードディスクやブルーレイへの録画機能を備えるなどパソコンテレビと似た機能を持つようになったため、パソコンにはテレビ機能などいらないという方も多いようです。
しかしこの地デジテレビの入力装置であるリモコンは、多機能化に対応するため、年々多ボタン化し、複雑な操作を必要とするようになっています。このボタンの機能を全て憶え、必要なときに必要な機能を呼び出せる方は多くないでしょう。
それに対してパソコンは、画面に表示される機能ボタンを状況に応じて探し安いように変更してくれます。もしわからないことがあっても、画面にあるヘルプボタンをクリックするだけです。地デジテレビにもヘルプ機能はありますが、一つのボタンにたくさんの機能を持たせているために「ヘルプの呼び出しボタンはどこだ?」とびっしりと並んだボタンから探さなければなりません。
つまり、リモコンに頼る地デジテレビとくらべて地デジパソコンは画面上に表示されるボタンをクリックするだけで操作ができる「すごく簡単な」テレビなのです。そんな快適さが売りの地デジパソコンを選ぶためのポイントを紹介します。
地デジパソコンを選ぶときのポイント
ハイビジョン画質を楽しむ地デジパソコンには、アナログ時代とは比べものにならないほど高い能力が要求されます。特に録画には、大容量のHDDやDVDドライブなど、以下のような基礎体力的な機能が求められます。最近のパソコンは性能が上がってきたため比較的低い性能でも問題が出にくくなりましたが、安定した稼働をさせるために押さえておきたいポイントがあります。1. 大容量のハードディスク
地デジは時間あたりのデータ量がアナログ時代とは比較にならないほど大きく、アナログ放送なら1時間あたり2GBほどでしたが、地デジでは約7.5GBが必要です。そのため録画データを保存するハードディスクにも大きな容量が必要となります。
2. 保存用の大容量光学ドライブ
どんなに大容量のハードディスクでも限界があります。録画データを保存するには、DVDドライブではなく、より大容量のブルーレイドライブが必要でしょう。
3. 4Gbyte以上のメモリと64bit対応のOS
CPUの性能は問題なくても、録画を安定させるために大容量メモリが必須となります。そのためには4Gbyte以上のメモリが望ましいでしょう。また、32bit対応のOSでは3Gbyte以上のメモリを認識できません。そこで4Gbyte以上のメモリが認識できる64bit対応のOSを採用しているパソコンを選びましょう。
次のページでは、いまおすすめの地デジパソコンをご紹介します。