主流は窯業系サイディング
スッキリとした印象の窯業系サイディング。セルフッ素コート仕様。 [AT-WALL15Y スヴェルトSF スヴェルトホワイトF] トステム |
外壁材も広い面積に用いられるものなので、大きな価格差が出る場合もありますが、住まいの性能に関わる部分なので、イニシャルコストとランニングコストを合わせて検討することが大切です。
先輩達の選び方をみてみると、「窯業系サイディング」が36.7%と一番多くなっています。セメントなどを原料とした繊維質の木片や無機物などを混ぜ、強化してプレス成形などで板状とした「窯業系サイディング」は、ここ数年来、一番多く取り入れられている素材。商品バリエーションが豊富なことやハウスメーカーの住宅商品の標準仕様に用いられる場合が多いのも、選ばれている大きな理由でしょう。最近では、メーカー独自の工夫を施したメンテナンスフリーなどの特徴をもつ商品も多くみられるようなりました。
■採用した外壁の素材
次いで、色も種類も豊富な「モルタル・塗り壁」が15.4%。自然素材の漆喰や珪藻土なども一般的になってきたように思いますし、仕上げの違いでさまざまな表情を生み出すことが出来るのが大きな魅力でしょう。根強い人気の「タイル」が10.3%、全面に張るだけでなく、部分使いにも適している素材です。そして、「セラミック外壁」7.6%、「木質サイディング」6.7%と続いています。
明るい色合いを選ぶ傾向に
レンガのもつ味わいを表現したサイディング。光触媒のセルフクリーニング機能で汚れが落ちやすい。 [エクセレージ・光セラ15 Pixcera ベルギーブリック15 ベルギーチタンオールドシナモン] パナソニック電工 |
「ホワイト系」は、昨年(35.2%)、一昨年(27.3%)と増加傾向にあり、逆に減少傾向にあるのが「ブラウン系」。どんな街並みにも馴染み、明るい印象を与える外観が好まれている、ということでしょうか。
■外壁の色
次ページでは、窓選びをみていきましょう。