筆者鴻池イチ押し！iPodを家で愉しむオーディオ！

iPod と 真空管 HiFi の融合　（手軽に良い音！）

今回ご紹介する、イギリスRoth Audio(ロス・オーディオ)社製、「Music Cocoon MC4」は、iPod用ドックを備えた真空管アンプです。　

実は、この手の製品は、既に市場に溢れているのですが、真空管をギミック的に用いたモノや、本格的だけど高価で扱いが難しかったり、iPodとの親和性が不十分なモノなど、個人的に欲しいと思える製品は有りませんでした。

ところが、「MC4」は、実売価格で9万円程度、音の増幅に、古き良き真空管と、最新の電子技術であるMOS-FETを組み合わせ、HiFi（高品質）オーディオ入門者にも扱い易いのが特徴です。

操作面でも、リモコンが付属していて、音量調整や曲の再生、停止、スキップはもちろん、iPodのメニュー画面操作もできるなど、レトロな外観からは想像できない便利さを備えています。まさに、iPodの利便性 と HiFi のこだわりを、高次元で融合させた「逸品」と言えるコンセプト！！

今回は、「Music Cocoon MC4」に、同じくRoth Audio社製のスピーカー「OLi」を組み合わせ、操作性と音質の両面から、iPodとの相性を試聴レポートします！

iPodとの相性　（操作性）

まず、「MC4」のドックに接続できるiPodは、iPod shuffleを除く全機種と幅広く、筆者鴻池のiPhoneも問題なく音が出ました。但し、iPhoneの充電には対応しておらず、また、ビデオ出力も第5世代にのみ対応との事なので、これらの機能を重視するユーザーはご注意ください。

「MC4」の操作ですが、一度iPodをドッキングさせてしまえば、付属のリモコンで、音量、再生、停止、スキップ前/後、リピート設定、メニューの切替と選択（プレイリスト、アーティスト、曲、ビデオ）が可能です。

ドッキングさせた状態のiPodに触れて操作する事も可能ですが、接続部分を保護する意味でも、リモコンでの遠隔操作をおすすめします。

因みに、MC4は、iPod用ドッグに加え、外部入力端子を2系統備えているので、一般的なMP3プレーヤー、CDプレーヤー、テレビなども接続して音を出す事が出来ます。