モデルルーム見学/モデルルーム見学のコツ【室内設備・インテリア編】

シンガポールのモデルルームをリポート!(4ページ目)

シンガポールの住宅事情を取材した第二段です!シンガポーリアンが多く住む典型的なフラットのモデルルームタイプを見学してきました。そこにはシンガポールならではの、ある「部屋」がありました。

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

シンガポーリアンが購入で重視すること

モデルルームのダイニング例
モデルルームのダイニングの様子。
たくさんあるフラットタイプの中で選択するポイントは何でしょうか? 前回のレポートでも登場したHDBの広報担当アンジェリン・オン女史および説明をしてくださったイェウ・ニュアン・タイ氏にお伺いしました。

シンガポーリアンの多くの関心ごとは、住宅ローンを借り入れ、政府からの援助を受け、持ち家を持ち、そしてライフステージの変化ごとに住まいのランクアップを図ることだそうです。持ち家を持ち、それを売ってランクアップさせていくという方法は日本では見られないものです。

日本では中古住宅の価値は新築に比べガクッと落ちることから転売して住みかえることが難しいのですが、シンガポールではHDBという政府の機関が中古住宅の売買も行っているため比較的流通しやすいのでしょう。中古住宅の売買も活性化すれば新築住宅も売れるわけで、その辺もシンガポールの経済成長の理由かもしれませんね。

もっと身近な選択ポイントとしてはやはり広さ、間取り、価格だそうです。ここで、私と同世代のアンジェリン・オン女史からは興味深い話を聞けました。シンガポールでは女性は結婚、出産があっても変わらず働き続ける人が多いことから、祖父母の家に近いことも選択の大きなポイントだそうです。つまり、その住宅のあるエリアが大きな選択のポイントであるとのこと。この辺は日本のワーキングマザーと同じ事情で大きくうなずいてしまいました。

安心して暮らせる、それが一番大切なこと

以上、シンガポールの住宅事情についてのリポートを2回に分けてお送りしました。

「住まい」とは、安心して毎日を過ごすために欠かせないものあり、シンガポールという国が、国の政策の中で良質な住まいを供給し続けてきたことが高度経済成長を担ったことは明らかです。また「住まい」にはそこでの生活が色濃く反映されるもの。シンガポールというお国柄ならではの特色を見ることができ、発見したことや考えさせられる点がたくさんあり、とても貴重な体験ができました。この場をかりましてお忙しい中対応してくださったHDBのイェウ・ニュアン・タイ氏と広報のアンジェリン・オン女史に感謝いたします。

新しい名所 エスプラネードシアター
ドリアンを模したシンガポールの新しい名所、エスプラネードシアターオンザベイ(2002年完成)。夜景も大変美しい建物でした。


モデルルームでキッチンを見たとき、中華系の人は強火で料理するから加熱はガスが定着しているという話がでました。しかし実際シンガポールは外食が盛んなお国柄です。そこここにフードコートがあり、安くておいしい食事を気軽に食べることができ、一日の食事の大半を外食で済ます人も多いはず。このような習慣も、多くの女性の家事負担を少なくし、働きやすい環境を作っているのだと思いました。食・住で安心して暮らせるシステムがあること、それがシンガポールをますます発展させているのだと感じました。

【記事インデックス】
モデルルームの見学はココで!
モデルルームの間取り例と特徴
モデルルームを写真でご紹介
シンガポーリアンが購入の際に重視すること

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