内装建材/内装建材の基礎知識・選び方

環境にやさしい建材-紙と塩ビ?(2ページ目)

住まいも「環境」というキーワード抜きには考えられない昨今。環境に配慮した様々なエコ建材が製品化されています。そんな中、最近私が注目している建材をピックアップしてご紹介!

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

もう1つは塩ビ建材であります。塩ビ製品は上下水道用パイプ、雨樋、床材、壁紙等住まいのあらゆる所に使われています。塩ビは他のプラスチックに比べると食塩を原料としていますので、省資源型のプラスチックといえます。

プラスチックといえば石油製品と環境に対して悪というイメージがあり、大量消費・大量廃棄の代名詞みたいな感がありますが、意外とリサイクル率は高いのです。

そこで私が以前から注目していたのが塩ビによる窓枠です。現在はほとんどアルミサッシですが、アルミは熱伝導率が高いのでしばしば室内に結露が見受けられます。これに比べ、塩ビは1000倍以上の断熱性があります。
夏の冷房、冬の暖房もエネルギーは半分ですみます。かなりの省エネルギーですね。多少価格が高いため現在は北海道地方で良く使われているのですが、近い将来本州でも使われてくると思います。


※塩ビ工業・環境協会パンフレットより抜粋


1.長寿命、2.省資源、3.省エネルギー、4.地球温暖化防止、5.リサイクル―この5つは環境を良くするキーワードと言われていますが、紙や塩ビ製品はそういった意味で環境にやさしい建材といえます。
これからも様々なエコ建材がでてくることでしょう。


<関連サイト>

・パルプが原料の断熱材「ぬく・もり」
富士環境システム株式会社

塩ビ工業・環境協会

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