先日、東京池袋で行われた、すまい・建築・都市の環境展「エコビルド」に行ってきました。様々な企業が参加しており、環境に対する企業の関心の高さがうかがえました。その中で私自身、興味を持った建材を2点程お知らせしたいと思います。

1つは断熱材であります。以前のクローズアップで外断熱・内断熱の話をしましたが、今回はその断熱材の原料です。現在、一般住宅の断熱材はグラスウールを原料としたものが主流です。しかしこれからの断熱材の原料として注目なのは「紙」です。しかも100%再生紙です。

紙で本当に断熱できるの?と思われる方が多いかもしれませんが、表を見ていただくとわかるようにグラスウールと比較しても、意外にも熱伝導率が低いのです。

○断熱材の比較と評価(富士環境システム株式会社パンフレットより抜粋)


紙の断熱材の考え方は、カマキリや足長蜂の巣と同じ独立空気層の構造としているので、温度差が大きくなっても対流による熱移動はあまりありません。従って熱や水分の移動を最小限に抑えることができるのです。

防火性は良くありませんが、リサイクルはしやすく製造時のエネルギー投入量も少なくてすみますので、環境にやさしい材料といえます。