民家から学ぶ家づくり 【2】
昔ながらの家は、夏は涼しく冬寒い…家づくりでは、夏涼しくて、冬暖かな家が理想なのですが
建物の保温性を高めるためには、壁や屋根、床などを通して大気へと逃げる熱をできるだけ小さくすればいいのです。これには、天井や壁、床、窓などに熱を伝えにくくするための工夫をする「断熱化」と、空気の流れによって熱が逃げていくことを防ぐ「気密化」といった対策が用いられます。
壁面の「断熱化」は、内装材、防湿材、断熱材、外装材の4つの建材を組み合わせて行われます。この中でも重要な働きをする断熱材は、グラスウールのような繊維系のものと、発泡プラスチック系のものが主流なのですが、特性などに違いがあり、一長一短があります。
冬場の熱の流出(散逸)は、窓からの損失が最も高く、流出量のおよそ40%程度が窓を通して逃げていきます。ですから、窓を複層ガラスや樹脂サッシなどにする「断熱化」対策は、とても効果的です。
参考までにもう少し述べますと、換気26%、屋根12%、壁面16%、床9%の割合で、熱が流出していきます。