「どこに頼む?」
土地が用意でき“さぁ、家を建てよう!”と思い立ったら、まずどこに依頼し、どんなスケジュールで考えればよいのでしょうか。それには、依頼先のそれぞれの特色を把握しておく必要があります。
▼依頼先は大きく分けると次の3つです。
依頼先 | 建築設計事務所 |
特 徴 |
○個性的なデザインの家が実現できる ○施主の細やかな要望を反映しやすい ○現場の工事監理まで行う ○トータルなデザインになるよう、後々までアドバイスしてくれる |
価 格 |
○設計監理料として、工事費の8~12パーセントが必要 ○役所への提出図面から工事見積りまでチェックしてくれる ○海外の製品、地域材、職人など事務所独自のネットワークを持っているので、用途に応じてコスト削減などと柔軟に対応してくれる |
注 意 点 |
○建築家、設計事務所の個性が反映されるので、過去の作品を見せてもらうと良い ○工事監理は工程ごとに現場をチェックするため欠陥を防ぎやすいが、施主と建築家の相性が大切 |
依頼先 | 工務店 |
特 徴 |
○地域に密着した仕様の提案 ○家族的なサービス ○新しい技術や製品に知識(認識)の幅がでやすい ○後々のメンテナンスの時には声をかけやすい |
価 格 |
○見積り以外の費用をよく把握しておく ○見積りにバラツキが見られることがある ○第三者の監理者がいないので、現場で監督と職人が“なぁなぁ”になりやすい |
注 意 点 |
○図面と仕様と見積りをきちんと確認しておく ○工事費は一式ではなく、細かく拾われているかをチェック ○変更、追加工事はその都度書類を提出してもらい確認する |
依頼先 | ハウスメーカー |
特 徴 |
○各社とも資料が豊富なので比較検討しやすい ○モデルハウスを活用できる ○部材や製品のバラツキが少ない ○商品イメージがはっきりしている |
価 格 |
○宣伝、広告費が住宅に上のせされているので高い ○見積りは各社独自の手法をとっている ○坪単価ばかりで比較してはダメ ○工法、仕様など見積りの範囲を確認しておく |
注 意 点 |
○企画型のプランが多いので、個性的な家が少ない ○営業マンのペースにのせられず、自分の考え方をもつこと ○変更の自由度が狭い ○追加金額が意外とでやすい |
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