内壁材・天井材・壁紙/内壁材・天井材・壁紙の基礎知識と選び方

第12回 内装設備のチェックポイント

非常に多くの設備機器が出回っている今、私達の住まいもより豊かになるように感じます。しかし、どれもがあなた自身の生活を豊かにするものではありません。いる設備、いらない設備を見分ける目を持ちましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

お助けWebセミナー 第12回
内装設備のチェックポイント
 

「いる設備」「いらない設備」を見分ける


一戸建ての設計をしていると、流行の最新設備についての質問をよく受けます。その設備を設置した時の豊かな生活をイメージしてのことでしょう。しかし実際にその設備を取り付けた後にお宅に伺ってみると、あまり使っていない様子のこともしばしばです。

設備は「他の人が使っているから」「気に入ったから」ではなく、自分たちのライフスタイルと照合しながら「いる設備」・「いらない設備」を見分ける必要があります。内装設備の主なチェックポイントを挙げました。意外な盲点の発見と選択の参考に役立ててください。

【内装設備の主なチェックポイント】
1) 玄関の鍵 防犯性を重視するなら ディンプルキー、二重ロック
2) 防犯性を重視するなら 二重ロック、合わせガラス
省エネを考えるなら 複層ガラス
3) 壁/下地材 将来、階段や廊下、トイレの壁に手すりの設置を検討しているなら 下地材を入れる。
4) 設備機器 イメージだけでなく、自分たちにとって本当に必要な設備機器は何か 適切な選択をする。(床暖房、食器洗い機、浄水器、浴室暖房乾燥機、IH防犯機器、キッチン足元暖房、24時間風呂、ディスポーザー、乾燥機能付き暖房洗浄便座など)
5) 壁/遮音材 パイプシャフトの位置が寝室に近いなら 家具を置く。
壁に遮音材を入れる。
6) ブザー 緊急時を想定するなら トイレ、浴室にブザーをつける。
7) 通気 用途は何か 用途に応じて給気口や排気口、換気扇を設置する。
8) コンセント 毎日の生活をイメージできているか コンセントの設置は2口か3口かを選択する。
また用途に応じた高さにする。
9) 配線 パソコンやFAXなどの位置 通信機器の近くに配線を考える。
また将来の設置予定に対応できるようにする。
10) スイッチ 使い易さを考えているか 照明のスイッチの押し易さを確認する。
夜間のことを考えるなら パイロットランプ付きにする。


多様な商品設備から選ぶポイントは。。ガイド佐川がアドバイス!→P2
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