注文住宅/新築の着工から完成・入居・メンテナンスまで

保証だけで安心?これからは第3者の住宅検査(2ページ目)

度重なる事故や問題のため建築業界への不信・警戒が強まっています。もしもの時の保証も大切ですが、取り返しがつかなくなる前に防ぐには検査が重要です。住まいの安心のために検査の心構えを持ちましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド


今時の検査にはどんな検査があるの?


検査を合理的に行うツールは日々開発されています。普段使っているカメラ付き携帯電話を使い、施工中の現場をチェックできるシステムやこれらに関するソフトもかなり出回ってきています。

施主も検査する!


今現在は工務店や協力会社がやりとりをする中で行われる施工工程管理に、施主が加わることができればよいでしょう。これらを見ることによって現場の状況をより把握できるようになり、安心感が持てることでしょう。

今の家づくりは保証がついているから安心という認識があります。本来は施主と工務店にとって品質向上と顧客満足度を高める検査でなくてはなりません。形骸化した検査では建物の資産的価値は生まれないでしょう。今の住まいづくりはとにかく傷がつきにくく、加工しやすい人工的なものが多く使用されることでクレームを抑えようとするきらいがあります。検査=チェックと同時に検査内容も大事になってきます。住宅はシェルターではありません。第三の皮膚です。その視点を忘れない検査であってほしいですね。


※施主検査のハウトゥーに答えるリンク集
工事段階別“現場チェック法”--工事進行に沿って施主ができるチェックポイントとは?
引渡し時の確認事項10--家づくりの最終段階は施主の引渡し検査!その内容とは?
欠陥住宅を見極めるポイント--欠陥の疑いをもったら何をチェックする?


※依頼先別に監理のあり方をみるリンク集
建築家と建てる家づくり--建築家が第三メとして施工を監理するときの視点とは?
工務店・ハウスメーカーと建てる家づくり--設計施工一貫体制の工務店やハウスメーカーに頼む時、監理で気をつけたい点とは?
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