注文住宅/家づくりの流れ・基礎知識

家づくり講座15:工事の流れ-RC造編(2ページ目)

鉄筋コンクリート(RC)造は自重が大きく、木造住宅に比べるとしっかりとした基礎が必要になります。そして、コンクリートの上がりの良さが、建物の寿命につながります。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

写真で解説

A:土留め
地階を設ける場合は、写真のように土留めを行う。
下に見えるのが、捨てコンクリート。この上に基礎の配筋を組んでいく。
A:基礎配筋
鉄筋の種類、径、定着の長さが図面通りであるかをチェック。
(配筋検査)
B:コンクリート打設
打設前に、打ち継ぎ部分にゴミやガラが入らないよう、ホースで水を撒いて洗い流す。
B:コンクリート打設
ミキサー車からポンプ車へコンクリートを移している。ミキサー3台ぐらいで工場と現場を往復し、コンクリートを運ぶ。間があくと、コンクリート硬化により強度に影響がでる。
B:コンクリート現場試験
ミキサー車で運んできコンクリートの一部を抜き取り、スランプ値、空気量、塩分量、温度などを測る。
コンクリート強度試験用にテストピースを9本採取。
B:コンクリート打設
隅々までコンクリートが行き渡るように、木槌などで型枠をたたく。
C:壁配筋
鉄筋の間隔をチェック。
ゆがんでいないか確認。
D:床配筋
鉄筋の間隔を確認。
型枠とのスペースが規定通りかを確認。
E:内部工事
内部の間仕切り壁の骨組みにLGS(軽量鉄骨)を使用。木軸と比べて、工期の短縮が図れ、リフォームに対応しやすいというメリットがある。

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