青森の観光・旅行/青森の観光スポット

青森の観光スポット(3ページ目)

本州最北端青森へ、大自然と文化に触れる旅に出かけてみませんか。絶景スポットはもちろん、古都めぐり、文化体験、グルメとお楽しみどころ満載です。ここでは、青森を初めて旅する方でも青森を満喫できる、王道観光スポットをご紹介します。

執筆者:井藤 雪香

リゾート列車で巡る白神、西海岸

青森県の川部駅と秋田県の東能代駅を結ぶ「五能線」という路線があります。その五能線と奥羽本線を走る「リゾートしらかみ」は有名なリゾート列車。世界遺産「白神山地」のふもとに広がる絶景を楽しめるように車窓は大きく、普通席のほかにボックス席や展望ラウンジもあります。心に残る美しい景色を、ゆったり快適な車内から堪能する。そんなスローな列車の旅は、ぜひ一度体験しておきたいものです。ここでは青森県西海岸エリアの3駅をご紹介します。

■十二湖駅
一度見たら忘れられない鮮やかなブルーが神秘的な「青池」

一度見たら忘れられない鮮やかなブルーが神秘的な「青池」


十二湖は白神山地の一角(世界自然遺産登録地域内ではありません)にある津軽国定公園です。青池、沸壺の池など33もの湖沼が、広大なブナ林の中に点在しています。なかでも一番人気のスポットは青池。まるで青インクを流し込んだかのような神秘的なブルーは、一見の価値ありです。

青池散策の拠点となる「森の物産館キョロロ」まで、駅からバスが出ています。事前に問い合わせておくとよいでしょう。

 

■ウェスパ椿山駅
日本海の波打ち際の露天風呂で有名な「黄金崎不老ふ死温泉」の最寄駅です。駅名になっている「ウェスパ椿山」の鍋石温泉も人気です。開閉式展望温泉で、日本海を見下ろしながら入浴できます。
ロケーションに恵まれた2つの温泉は、旅の疲れを癒してくれることでしょう。

■千畳敷駅
江戸時代の地震で地盤が隆起し、荒波に侵食された海底が現れたと言われる沿線屈指の景勝地

ごつごつした岩の平原が広がる「千畳敷海岸」


千畳敷は、江戸時代に起きた地震で地盤が隆起し、荒波に侵食された海底が現れてできたと言われている、沿線屈指の景勝地です。停車するのは「リゾートしらかみ3号」だけですが、通過するリゾート列車も、運転速度を落としてくれます。



 

本州最果ての地・下北

本州のてっぺんにある、マサカリのような形をした下北半島。その地のほぼ中央には、かの有名な恐山があります。「大間のマグロ」も下北にあり。青森の秘境の地です。

■恐山
「比叡山」、「高野山」と共に日本三大霊場に数えられる「恐山」。862年に慈覚大師が開いたと伝えられています。硫黄が立ちこめる様から地獄に見立てられるなど、怖いイメージがありますが、美しい見どころもたくさん。特に、奥地の「極楽浜」はエメラルドグリーンの湖面が美しく、極楽浄土を連想させる雰囲気が漂っています。11月~4月は閉山されいてるのでご注意を。

 

大間の碑

大間崎にある「こヽ本州最北端の地」の碑

■本州最北端の地
大間町の先端「大間崎」には、「こゝ本州最北端の地」と刻まれた碑や、マグロのモニュメントがあります。沖合い約600mの弁天島の向こうには、北海道の渡島連峰を望むことができます。

 
「仏ヶ浦」

まるで異世界のような名勝「仏ヶ浦」

■仏ヶ浦
「まさかり半島」のまさかりの刃の部分に位置する「仏ヶ浦」は、およそ2kmにわたって凝灰岩の奇岩怪岩が連なる景勝地。岩のひとつひとつに「如来の首」、「一ツ仏」、「蓮華岩」など神仏にちなんだ名前がつけられている、不思議な絶景スポットです。

 
「尻屋崎」

のどかな風景に心癒される「尻屋崎」

■尻屋崎
眼前に太平洋と津軽海峡が広がる本州最東端の地。4月~11月のゲート解放期間中は、白亜の灯台と放牧されている寒立馬たちののどかな風景を見ることができます。

 
また、このエリアのガイド記事「下北」もご覧になってみて下さい。

“あおもりアート散歩”はいかが?

青森県では近年次々と美術館が建築され、アート活動が急速に活発化し、県内外から注目を集めています。そんな青森のアートシーンを求めて散策する『あおもりアート散歩』に出かけてみませんか。次の3カ所は、なかでも押さえておきたい施設です。

青森県立美術館
真っ白な建物が目を引く「青森県立美術館」

真っ白な建物が目を引く「青森県立美術館」


三内丸山遺跡と一体の文化振興拠点として、青森県の個性豊かな芸術文化を発信。美術のみならず、映画、演劇、音楽などさまざまな文化芸術活動を活発に展開しています。棟方志功、奈良美智など青森県出身作家のコレクションは必見。また、ショップやカフェ、キッズルームなど、館内設備も充実しています。

 


青森公立大学 国際芸術センター青森
「水のテラス」と、300名収容できる「野外ステージ」

センター内にある「水のテラス」と300名収容できる「野外ステージ」


「芸術と自然」をテーマに国際性・地域特性のある優れた芸術文化を発信している、森のなかの美術館です。設計は安藤忠雄氏。建物を森に埋没させる「見えない建築」をテーマとした建築空間は、刺激的で見ごたえがあります。野外彫刻を見ながらの森のお散歩も素敵です。

 
十和田市現代美術館
中庭にあり、街の景観をも美しくするチェ・ジョンファ作の「フラワーホース」

街の景観をも美しくする、中庭のチェ・ジョンファ作「フラワーホース」


未来へ向けた新しいまちづくりの一環として「Arts Towada」計画に取り組む十和田市。その中核施設となる十和田市現代美術館が2008年に開館しました。国内外で活躍する21人のアーティストが「都市、自然そしてアートの共生」をテーマに制作した、22のオリジナル作品が展示されています。

 
※情報は2009年9月現在のものです。最新情報について変更になっている可能性があります。予めご了承下さいませ。
※各スポットの詳細は、事前に公式HP等でご確認下さい。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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