田舎暮らしはこんなに面白い!とメールマガジンなどで紹介していますが、文章だけではどうも物足りない。「田舎暮らし」のメールマガジンも100号を突破したことだし、書き切れなかったエピソードをタブレットでスケッチしてみました。線幅0.09ミリ、超図解(?)のカントリー・ワールドをお楽しみください。
*メールマガジンVol.44「田舎のブツヨク」より
野原に寝転んで雲の流れを眺める、高原で風の音を聴く、海に足を浸す、裸足で砂の上を歩く、何もしない・・・
こうした、モノがなかった時代に楽しんでいた暮らしをやってみたくて田舎に引越して来ました。モノが溢れかえる今の時代、これこそ一番贅沢な暮らし方じゃないかと。
でもねぇ。出てくるんですよ「ブツヨク」が。例えば風呂に入ったとすると、防水仕様のCDプレイヤーが欲しくなる。星がきれいなので外で寝たくなるとテントが欲しくなる。新鮮な鮭のはらみが手に入ると七輪と紀州備長炭も欲しくなる。
田舎暮らしをしていても、人間の物欲は止まるところナシです。はたして田舎に必要なモノ・道具とは何だろう?サバイバルのためのモノか、自然と仲よくするためのモノか、都会の快適さを可能にするためのモノか。
そこで私は考えた!
■田舎の環境の中で都会のデジタルライフを悦楽する方法・・・
わが家のテラスは吹抜けで天井高25キロメートル!
おっと、地球上空を包んでいるオゾン層(地球を危険な紫外線から守ってくれているアレ)までの距離ですね。つまり、屋根がないってこと。晴れた日はココをオーディオルームに変身させる。
知人に貰った年代物のオーディオセット。ベストの音色を聞くためには4~5時間のウォームアップが必要という、頑固者の真空管アンプです。長~いコードを使ってスピーカーをテラスの左右に設置する。レコードに針を落とす。急いでテラスにあぐらをかいて海を眺めながら、1曲目を待つ・・・