住宅を購入する立場の買主が、不動産業者同士の争いに巻き込まれて右往左往することがないように気をつけたいものですね。
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(千葉県市川市 匿名 女性)
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不動産業者の勝手な言い分に振り回されて、困るのは買主!
このうち専属専任媒介契約と専任媒介契約は、1社しか引き受けることができないものであり、いったん締結された媒介契約を後から別の不動産業者が強引に解約させて自社のものにしようとする行為(抜き)は、厳しく諌められています。
ただし、法律違反というよりも不動産業者間の倫理規定違反であり、これを繰り返す悪質な業者もいるでしょう。しかし、複数の不動産業者に依頼することのできる一般媒介契約なら、必ずしも「抜き」とは言えない面もあります。
それはともかくとして、不動産業界内のモラルとして禁止されている「抜き」行為が、買主の購入契約に対しては曖昧なままなのが現状であり、別の業者を出し抜こうとしてあれこれと策を練る業者がいることも否定できません。
買主にとって直接には関係がない部分でありながら、そのような不動産業者同士の争いに巻き込まれてイヤな思いをするのは、結局のところ買主です。それでは、このような事態を避けるためにどうすれば良いのでしょうか?
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