収納選びは悩ましいものですね。収納家具選びをする前にどんな収納家具があるのか知っておくと選びやすくもなってきます。今回は、「美しく使いやすい収納を」の第2弾として、大容量の収納を確保するのに人気のシステム収納家具の特徴をお伝えしていきます。

収納家具の大きな分類と造り付け収納家具の特徴については
「美しく使いやすい収納を 造り付け家具編」をご覧ください。

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  • システム収納はセミオーダーな家具・・・P.1
  • 組み合わせ感覚のボックスタイプ・・・P.2
  • スペースの自由度が高いパネルタイプ・・・P.3

  • システム収納はセミオーダーな家具

    「システム収納・ユニット収納」と呼ばれる家具(以下、システム収納家具)は、造り付け収納家具と同様に、要望に合わせて設置箇所や組み込みたい機能、デザインなどの要望に合わせて計画して作る家具です。固定して壁の全面に作ることもできますし、置き家具として使うことができる場合もあります。

    システム収納家具と、造り付け収納家具の大きな違いは自由度。造り付けの場合は、デザインの希望や用途、スペースに合わせて全て作り上げていく、言わば、家具のオートクチュール。一方、システム収納家具は、予めメーカーで用意しているアイテムの中から、要望に合わせて色やデザイン、パーツを選んで家具として組み立てます。洋服でいえば、セミオーダー感覚とでもいいましょうか。造り付け収納家具に比べると、寸法の微調整や色やデザインの自由度は低くなります。

    システム収納
    セミオーダー感覚とはいえ、大容量の収納やきめ細かいパーツなどシステム収納でも十分要望を果たせる場合は多い。上はボックスタイプ(画像:松下電工)、下はパネルタイプ(画像:ip20) のシステム収納家具。
    しかし、セミオーダーとはいえ、できるだけ要望に近い形での実現ができるように、一般的に収納に必要と思われるパーツは用意され、造り付け収納家具と同様、テレビやスピーカーなどの機器類や、ベッドや机といったアイテムを組み込むことが可能な商品も多くなっています。

    造り付け収納家具に比べてシステム収納家具のメリットは
    • パーツが準備されているので、扉の色や内部の仕様などを見本や実物で確認することができ安心である。
    • 規格品なので、品質のバラツキがなく安定している。
    • 規格品なので、全てを作る造り付け収納家具よりも価格が安い場合が多い。
    • 施工例が豊富なので、出来上がりのイメージに近い事例を見ることができる。
    • ライフスタイルや設置箇所の変化に応じて、後から必要な部材を付け足したり、取り外して再利用可能なものも有る。等
    が挙げられます。
    一般的にシステム収納家具のほうが価格も安くなりますから、ご自身の要望を整理して、まずはシステム収納家具で要望がかなうのかを検討し、難しいようなら造り付け収納家具での対応を考えるようにするとよいでしょう。


    システム収納家具の中にも、パネルによって組み立てるものとボックスによって組み立てるタイプがあります。タイプによって、自由度が異なりますので、次ページではそれぞれのタイプについて特徴をご紹介しましょう。組み合わせ感覚のボックスタイプ>>