自然で古びた素材感
上:質感のある無垢材などを使いたいもの。タイルは薄く光沢のあるものより、マットで厚みのあるほうがレトロな感じに。(画像:アルカイック)下:金属は、ピカピカとしたものよりは、手仕上げのようなラフな表面で、鈍い光沢のものがいいでしょう。(画像:Junk&Rustic COLORS) |
床や壁材にも、年代に変わらず存在する自然な木材や塗り壁、あるいは塗り壁風の壁紙などがよいでしょう。ファブリックでは、綿や麻、ウールといった自然素材や、化学繊維であってもナチュラルな質感を表している素材がいいでしょう。
クラシックベースでちょっぴりデコラティブに
クラシカルなデザインの中でも、繊細なデザインが可愛い雰囲気に。(画像:アルカイック) |
レトロで可愛らしい雰囲気には、飾りがついたり、曲線的なデザインであったり、ちょっとデコラなディテールなどが合います。複雑でごてごてとしていると過剰でゴージャスな印象になるので抑え気味にした方がよいでしょう。花柄や水玉なども優しい雰囲気がでますね。中でも、線がにじんだようなレトロ感のあるものがお勧めです。
エレガントでクラシカルなテイストでなくても、不揃いな手作り感のあるものを合わせてもいいでしょう。繊細な雰囲気にするのか、少し素朴な雰囲気にするのかで揃えていけばいいと思いますが、、あまりにもごつごつとしたデザインは素朴な印象になりすぎますから注意してください。 反対に、工業製品のようなシャープで均一なデザインはシャビーな雰囲気には合わせにくいでしょう。
褪せた色や使いこんだ色が○
シャビーな雰囲気にふさわしいのは、時代を経たような色。使い込まれて黒ずんだり、何度も洗って色褪せたような色合いが時代を感じさせます。木の色は、飴色になったナチュラルな色はカントリー的印象が強くなりすぎますので、洗練されたシックな感じにするには、ダークな色合いや褪せた白っぽい色を使うとよいでしょう。また可愛くするには、、明るめなライトカラーを加えるといいですね。ライトカラーも少し白っぽい色が混じったようなものがお勧めです。反対に、ビビッドカラーのようなはっきりとした色や、おろしたての新品のような色、モダンな黒や白、冷たい金属色は、このインテリアスタイルには合いにくいでしょう。
左:使い込まれたダークな茶色が落ち着いたシックな空間に。右:ライトなカラーもひとひねりした白っぽい仕上げにすると使い込まれた雰囲気に。 (画像左右とも:アルカイック) |
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